第142話邪馬国到達!!らいとand飛鳥

僕。みらいと竜也の見てる映像には沖田さん達の会話が聞こえていた。

「ははっ!面白い話だなぁ!スサノオか!?どんな怪物なんだろうな?」

「何言ってるんだ!?邪馬国がヤバいだろ!?」

するとニヤリと笑い竜也は答える。

「大丈夫じゃないのか?だって…君の友達がそこにも行ってるじゃないか?」

「えっ!?」

僕は再び画面を見るとそこには。

らいと視点

「かぁぁぁーーーっ!いつの間にこんなとこに俺たちは来てるんだ??」

「いったーーーーーい!なんですかこれ?」

俺と飛鳥はさっきまでフォーゼンボルグに居たはずなんだ。

そして、みらい達とラージ達を助けて。

一度ひいて話していた。。。

そしてフォーゼンボルグでの混乱が起こり。

俺は、いつの間にか不思議な感覚を覚え気を失ってしまって…気がついたら今ここに。

「ここは……。」

「あれっ!!??ししょー?ここってもしかして。」

「やっぱりか飛鳥。ここは。」

「邪馬国か??」

飛鳥はふわりと浮き上がると空中へと飛んでいく。

「どうだ飛鳥ーーー??」

キョロキョロと左右を見ながら確認している飛鳥。

ひゅーーーーーーっ。スタッ。

「ししょー…やっぱり……ここは邪馬国です!」

「そっか…俺達は、どうやってここへ来たんだろな…」

俺達は、しばし考える。

「ししょー?」

「ああ!飛鳥!ここにきちまったもんは仕方ねー!一先ず江渡守にいくか??」

「はい♡」

こうして俺達は江渡守へと向かう事にした。

この時、俺達は、これからここで起こる出来事を知る由もなかった。

俺達は飛行で江渡守に到着する。

「ふぅ…久しぶりにきたな。」

「はい!では沖田さん達の所に向かいますか?」

「そうだな?俺達がここに突然来たって事はもしかしたら何かあるのかもしれないしな?」

「はい!確かに突然ここに転送された?ってような感覚だったかもしれませんし…。」

「何かあるのかもな。よし!いくぞ飛鳥。」

すると後ろから誰かの声が聞こえる。

「おおっ!飛鳥に…らいと君か?」

「おっ!?」

「沖田さん!!」

「二人とも久しぶりだな!よく来てくれた!」

そこには沖田さんが笑顔で立っていたんだ。

「久しぶりです!沖田さん!」

「うおっ!おい!」

飛鳥は俺の腕をぐいっとひっぱりながら挨拶をする。

「はは!相変わらず二人は仲がいいな!ところでどうして今日はここへ?」

「え〜〜沖田さん!そうですか〜?私達はずっと仲良いのですよォ?」

飛鳥はどうやら何かをアピールしたいらしい。

「ふぅ〜ヤレヤレ。沖田さん!もしかして、ここで何か起こりつつありませんか?」

俺は本題をきりだそうとすると沖田さんの表情が変わる。

ぷくっと頬を膨らませ俺を睨んでる飛鳥は一先ず置いといて。

俺は沖田さんの言葉を待つ。

「二人とも着いてきてください。」

俺達は沖田さんの後をついていったんだ。

俺達は沖田さんに案内され邪馬国の中枢本部の間へと案内される。

中は、まだあの風雅との戦の後の為完全なる復旧は終えてないようだがそれでも流石邪馬国。美しい部屋は再現されたようだ。

「ほわ〜〜〜っ。」

飛鳥は間の抜けた声を出してはいたがそこは女性でもある、綺麗なものには目を奪われるのだろう。

俺達はそこで待つ事数分。

奥の扉から一人の男が姿を現したのだ。

バッ。

沖田さんは突然膝まづき現れた人物に敬意を示す。

「天草様…客人の来訪に足を運びいただき、ありがとうございます!」

「ふぅ…よいよい…えっと…一人はらいと君だな?そしてもう一人は……。」

「ふ…風雅の妹で飛鳥といいます!天草様!」

すると天草様はニコりと笑みを浮かべる。

「そうか二人ともよく来てくださった…。」

天草様はそういうと頭を下げる。

「ええーっ!そんな!頭なんて下げないでください!」

「おう!任せとけよ!」

俺はそう言うと天草さんの身体をおこしてやる。

天草様はぼかんとしてる。

「らいとさん!何してるんですかーーー?」

「ん?そう言うな飛鳥!」

「天草さん!今回の話を聞かせてくれないか?」

俺がそういうと天草さんは椅子へと座り俺達をも座るよう促す。

「やれやれ、彼は変わってないな!あはは!」

「笑い事じゃないですよ!沖田さん!」

飛鳥は沖田さんにそういうとぷりぷりして俺を見ながら隣に座る。

そして沖田さんは俺達の前に立つと、その口を開く。

こうして俺達にこの地、邪馬国に昔から伝わるとある話を聞かせてくれた。

昔この地を我がものにしようと企てた鬼『スサノオ』。

その怪物が再びこの地に眠りから覚めようとしている何かを感じた。と。

それが何者かの手によるものではないか?という事。

これが俺達が邪馬国に来てしまった理由なのかもしれない。

俺はそう考えると。

身震いを感じたんだ。

お読み下さりありがとうございました!

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