第三章異世界転移!?南雲みらいの場合編
第113話南雲みらい編スタート!!
みらい達の異世界転移した世界。
かつては平和な世界であった。
人々には笑顔が絶える事無く笑い合い、そして皆が幸せに暮らしていたのだ。
だが…そこへいつしか魔幻獣十二魔人という悪意が現れる。
奴らは密かに行動し世界を影で支配していた。そして自分達の思うがままに蛮行を繰り返してきたのだ。それはある意味…裏で世界は侵されていたという事。
この世界にも世の治安を維持する為の機関である魔導協会という魔法のスペシャリストを集めた者達の集団があったのだ。
魔導協会を取りしきるトップの男の名はバラキ。
バラキという男。その力はもちろんの事、魔導協会のトップとしての資質を兼ね備えた世界の平和と秩序を治めてきた男なのだ。
しかし、そんな魔導協会がいる中で今回の魔幻獣十二魔人の世界を波乱におこす事件は起きているのだ。
何故そうなったのか…それはこの魔導協会の中に裏切り者がいた…という事だ。
◇
◇
◇
ここは魔導協会本部の一室。
コンコンッ!!
ドアをノックする一人の男の姿。
「入れ!」
ガチャ!!
その言葉に男は部屋へと入る。
「失礼します!」
「おう!きたか?ラディス!」
「バラキ様!お待たせして申し訳ございません!」
「それで?ラディスよ!対魔法犯罪用の滅魔石アイテムはどれ程製造出来ているのだ?」
「事は順調に運んでおり量産…といっても滅多に取れない古代の魔石ですので数に限りはございますが。」
「そうか…ところで……この部屋の周辺には誰もいないか?」
「はい…この建物内の人払いは全て済ませてからここへ。」
「うむ…ご苦労…では改めて…」
その男はコートをぬぎ捨てる。
バサッ。
「犬の魔人『
「はっ!『
「研究所で作られた滅魔石アイテム
「そうか…そして今後の計画とは?」
「はっ!いよいよ竜也様は世界への進軍を開始するとの事…その前にここ魔導協会本部そして各支部の各隊長達を滅魔錠を使い全て捉え亡き者にせよとのご命令でした!」
すると猪鬼と呼ばれた者は立ち上がる。
「いよいよ!この世界を我々魔幻獣十二魔人の手に落とす時が来たのだ!!行くぞ!闇犬!」
「はっ!!」
◇
◇
◇
みらい達が平和を取り戻したはずのこの世界。
だが魔幻獣十二魔人の残り三人。
その者達によりこの世界は破滅への道を一歩踏み出してしまったのである。
◇
◇
◇
そして、ここは今現在みらいの住む街。
ドリームソレイユ。
異世界から転移してきた、みらいとらいと。
二人と仲間達は、あの戦いから半年程の平和な時間を過ごしていたのだ。
そしてあの死闘を終えた仲間達は今日このドリームソレイユに集まる事になっている。
理由は、らいとの師でもある旧光の魔導師ライティア様よりの命で力を授かったメンバーを集めよという話だったんだ。
僕とらいとはその命により一時各地に戻ったメンバーに声をかけたのだ。
そして、まず一人目がやってきたんだ。
「はぁはぁはぁ!ししょう♡ただいま帰りました!」
あれから明るくなり大分その存在感が増した風雅の後継である風の魔導師飛鳥ちゃんだ。
「うはぁぁぁーーーっ♡」
入ってくる早々飛鳥ちゃんはらいとに抱きつく!
「うわっ!?飛鳥やめろって!苦しい!」
「なぁーにいってるんですか!?久しぶりだって言うのに!ししょうの言いつけ通りしゅぎょーは、ちゃんとしてましたよ!ほめてほめてー!」
「わぁーったから!落ち着け飛鳥!!」
するとまた誰かが入ってくる。
「こらーーーっ!?何してるの?」
そこには槍を携え仁王立ちしてるサイリスさんの姿!!
飛鳥ちゃんは振り向く。
「うわっ!!サイリスさんだ!久しぶり!」
「何がひさしぶりよ!貴女あれからしょっちゅうここに遊びに来てたじゃない!?」
そう!サイリスさんの言うように飛鳥ちゃんはあれからよくここに遊びに来ていたのだ。
そしてどうしてその事をサイリスさんが知っているのか…それは。
「何言ってるんですかサイリスさん!私は週に三回しかきてません!サイリスさんは毎日の様にいるじゃないですか!?それはどうなんですか?」
そう、実は、なんとサイリスさんは僕達の近所に引っ越してきていたのである。
「おほん!私はらいとさんの身の回りのお世話係なので…えーっと!偶然近くの家が空いてたからそこに引っ越してきただけよ!」
「何が偶然ですか!?私ダンさんから聞きましたよ!サイリスさんにダンさんが不動産屋さんしてるから優遇してもらったって!」
「ちっ!お兄ちゃんめ!余計な事を!ってどうしてそれを聞いたの?」
「私だって近所に引っ越そうかなってダンさんに聞いたらサイリスさんの話聞いてしまって。」
「ってアンタも同じ事考えてたんじゃない!?」
「なによ!」
「なんですか!?」
「やめないか二人とも!!」
キーーーッと僕達の家の玄関が開くとその声の主は入ってきたのである。
そう、ダンさんだったのだ。
その後ろからはネージーさんが着いてきたのである。
「皆!久しぶりね!」
「久しぶり!ネージーさん!」
そう…ダンさんとネージーさんも二人で不動産をしながらギルドの仕事をしていたのである。
僕達が話に盛り上がっているとそこには超久しぶりのアイツがやってくる。
ぎーーーーーっ。
その声の主とは!?
◇
◇
◇
ここへきて皆揃ったかに思われたが入ってきたのは何と!!
超久しぶりのあの人なのだ。
という事で次話をお楽しみに!!
お読みくださりありがとうございました。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます