第111話そしてみらい達は!?
みらい達はミスリルから神樹をなんとか守った。
ボロボロになってしまった皆。
だけどこの神樹は守られたんだ。
すると…神樹からパラパラと何かが落ち振り落ちてくる。
これは?雪?いや、光のつぶ?
「あ!キラキラ!」
「キラキラ!キラキラ!」
どこからともなく現れ、僕達の目の前ではしゃいでいたドライアド達。
ドライアド達は雪?の様なキラキラした何かに喜び踊っている。
「キラキラ!」
「キラキラ、キラキラ!シンジュ!シンジュ!」
すると大勢いたドライアド達はモーゼの十戒の様に僕達の道を作るかのように道を開けていく。
「なんだろ?先に何かあるのかな?」
「いや…先にいるのは………行こうぜ!」
らいとは呟き先を見ると一歩ずつ先へ歩き出す。
僕はらいとに続き歩き出す。
そして仲間達も続いてくる。
辺りにはドライアドが僕達を眺めるように立っている。
そして先へ辿り着いた僕達は前には神樹が!?
目の前の神樹の幹には扉がありその扉からは光が溢れだしている。
「なか!なかっ!!」
「あける!あける!!」
ドライアド達は僕達にその扉を開けろと言っているようだ。
僕は扉の前に立つと扉からは益々光りが溢れだしているみたいだ。
扉のドアノブに手をかける僕。
そしてゆっくりとその扉を開いてく。
キギギと音を立て開いていく扉。
その先には!?
光溢れる扉!開けていくとピカーーーっと光は漏れ出す。
そして扉が開ききった時。
僕達は中へと立ち入っていったんだ。
◇
◇
◇
神樹の中に入り込むとそこには一つの部屋があったんだ。
僕達は部屋へと足を踏み入れる。
するとそこに光り輝く何かとその隣りには漆黒の闇二つの相容れぬ空間が見えていた。
僕もらいともそこへ引き寄せられるように一歩一歩向かっていく。
僕は闇の方へ。
そしてらいとは光の方へと向かう。
他のメンバーは僕達の後ろでその光景を見守ろうとたっている。
するとらいとが光の元へいくと光の台座に何か光る物体が見えてくる。
そして僕の目の前の闇もまたそこにただずんでいる。
らいとは光の元へ。
僕は闇の元へ。
◇
らいと視点
俺は目の前の光の台座を見つめる。
すると光はどんどん輝いていく。大きくなり俺の目はその眩しさに耐えられなくなる。
そして。
目の前の光は語り出す。
『私は光の女神ライティア…この世界の創造の女神。らいと…貴方にこの姿を見せるのは初めてよね…。』
「ああ…修行では世話になったぜ!」
『以前も話しましたが私は、この場から絶つ事が出来ないのです…』
「分かってる…」
『よって…今ここで私の姿を見、そしてこの力の全てを引き継ぐのです。』
「ああ!」
するとライティアはまた眩しいくらいに光り輝き出す!
「さぁ…らいと!私の光を受け継ぐ者よ!貴方の光で全てを照らし、そして世を光で包むのです!!!」
ピカーーーーーーーッ!!!!!!!!!
光は辺りを包み込みそして…。
◇
◇
◇
みらい視点
僕は闇の力を先の戦いで受け継いだんだ。
すると奥底の方からシェイドの声が聞こえてくる。
「クク……どうやらお前達は我が姿を見れる力を持ってこの世界にきたようだな。」
「そうなんですか?」
「ああ…我が力の闇が好むものはあのらいと…とかいう小僧とは全く異なり全てを包み込む闇なのだ。つまり無の世界。自然の力の理り、光から生み出しそして無に帰る。お前には全てを無にすることが出来る力があるのだ。」
「そうなんだ。僕にそんな力が。」
「ああ…その力の全てをお前に託そう…」
「お…おお………。」
僕は闇の中に包まれていく。そして……。
◇
◇
◇
僕が気がつくと、どうやら神樹の中みたいだ。
目を開けるとあの中にいて僕の周りにはドライアド達が数人いて僕の様子を見ているようだ。
「おきた、おきた!」
「おはよ!おはよ!」
「えっと……ここは?」
「つよい!つよい!」
僕は中々ドライアドの言葉を理解出来ずにいるとらいとに声をかけられる。
「お!?みら!?おきたか?」
「あ!らいと!僕は…………。」
僕は自分の身体に新たなる力を感じたんだ。
「これは…なにか凄いよ!」
「ああ…俺もな、ライティアから力をもらったぜ。」
「本当だ!らいとも何かこう…上手く言えないけど今までと違う何かがね!」
「だろ?俺もよくわかんねぇんだけどな?」
すると僕達の後ろから誰かの影が…。
「みらい君!らいと君!凄いぞ!」
「本当に!二人とも本当に凄いわ!」
ダンさんもネージーさんも僕達を見て声をかけてきた!
そして!
「うぐっ!?」
「きゃーーーーーっ!!!ししょう♡また強くなりましたね!」
「あっ!?こらっ!飛鳥ちゃん!?でもらいとさん!本当に凄いです!これでまた私も。」
らいとをもみくちゃにする飛鳥ちゃんと静かに愛を伝えるサイリスさん。
「はは…相変わらずだね二人は。」
僕達は笑顔になる…このままずっとこうして皆で笑っていられたらいいな。
僕は、そう思いながら上を見上げると神樹はその葉をさらさらとずっと心地いい葉音をたてて。
それはまるで僕達を祝福してくれてるかのように感じたんだ。
皆様!いつも拝読ありがとうございます!これにて長く激しかった第二章は完結です!
お読みくださりありがとうございました!
そして最後の休憩後。
第三章へ。
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