第101話先陣ダンさんの力そして。

僕達対怪物ミスリルの戦いはダンさんの猛襲から始まった!!

ダンさんのパワーの火山攻撃!!!

ボボボンーーーッ!!っと放たれたまさに噴火攻撃はミスリルの触手を粉々にしその身体までも到達する!!

「よしっ!!やったか!?」

「待って!!追撃するわ!!私はネージー!ケルベロスとオルトロスの妹アルテリス!そしてこれが!!」

ダンさんに追いつくネージーさんの姿は巨大犬に変化!

二人の兄は双頭で私は単頭…だけど…。

ボウッ!!!

ネージーさんの身体から黒い炎が立ち上る!!

「いくわよミスリル!!」

「デスフレア!!!」

かぁーーーーーーーーっ!!!

ネージーさんの口から黒炎が発生し吹き出す!!

黒炎はミスリルの身体へと燃え移り業火となり焼いていく!!!

「ぐっ!!くっ!!お前らァァァーーーっ!!」

身体を焼かれ動きを止め悶えるミスリル!!

「効いてるな!?」

「ええ!いけそうよダン!またいくわよ!!」

「おう!!ネージーいくぞ!!」

二人は更にミスリルへと攻撃を続けていく!!

ドシュッ!!

バキッ!!ボウッ!!!

すると飛鳥ちゃんも飛び出していく!!

「今度は私も!!!空からいくわ!!」

ぬうっとミスリルの触手が飛鳥を狙う!!

「飛鳥!?」

「飛鳥ちゃん!!」

「大丈夫よ二人とも…」

僕達の横でサイリスさんが槍を構える!!

「水龍の槍…マイナス…氷転華…」

雪月華せつげつか。』

サイリスさんの槍から突然吹雪が放出!!吹雪は触手を巻き込み次第に動きはゆっくりと低速化する。

そしてガキガキとその動きは停止していく。

カキーーーーーーーーン!!!

そしてとうとう触手は凍りついてしまったのだ。

「飛鳥ちゃん!!今よ!!」

「はい!!」

サイリスの声に飛鳥は空中で構える!!

「忍法…風遁の術…。」

「いくわ!私のオリジナル技ですっ!」

シュンッ!!!

飛鳥ちゃんは風の力を使い自由自在に飛び回り触手を撹乱していく。

そして。

「ここです!!飛鳥流忍花札…『花見はなみ』」

飛鳥ちゃんは花札型の手裏剣を取り出し構える。

「えええええぃっ!!!」

シュンッと放たれた飛鳥ちゃんの花札型手裏剣は触手に刺さっていく!!

ザザザザッ!!!

そして飛鳥ちゃんは構えると呟く。

「花見酒……。」

ドドドーーーーーン!!!!!

手裏剣は次々と爆発!!!

その爆発力は凄まじく凍りついた触手たちは次々と跡形もなく飛び散る。

「おおっ!飛鳥もやるじゃねぇか!?」

「本当に凄いね!師匠がらいとだもんね?」

「ん?ああ…一応な…でも…努力したんだぜアイツ。」

「えっ!?でもさ…復興もしてたけどその合間でらいとが教えてたなんてね!」

「そうなんだけどな…俺は魔力の上げ方とか基本的な事しか教えてねーんだわ…」

「そうだったの?」

「ああ…そして不思議と俺がこっちの世界に来た時に偶然ポケットに入ってた花札を見つけてな…それをプレゼントしてやったら…まさか武器に使うとはな。」

「へぇ…あの子の発想力ってやつかなあの技は。」

「そうだろうな、元々頭もいいんだろうな…だからああやって…」

僕達達がまた彼女を見ると宙に舞っていた。

「さぁ!いつまでも私は弱くないわ!!来なさい!ミスリル!!」

「生意気なガキめ!!」

再び触手は飛鳥ちゃんを狙う!!!

ヒュンヒュン!!

「いくわよ!!たぁぁぁーーーーっ!!!」

タタタンッ!!!

飛鳥ちゃんの手裏剣は再び触手に命中する!!

『月見酒!!!』

ボウッ!!ボウッ!!!

飛鳥ちゃんの次の技はどうやら発火し燃やす技の様だ!!

「それに…これよ!!!花見酒!!」

タタタンッ!!!

次の花札手裏剣は炎の中に次々と入っていくとボボボンッ!!!と爆発力を増し更に燃え上がる!!!

「舐めるな!!ガキいぃぃぃ!!!」

「たぁぁぁーーーーっ!!!」

触手を切り離し新たな触手を生やすミスリル!

燃え上がる触手はボタボタと地に落ち燃え上がる。

ミスリルの新しい足はウネウネと飛鳥ちゃんを狙っている。

動かず立っている飛鳥ちゃん。

するとミスリルは口を開く。

「なんだぁ?次々と生え変わる僕の触手に諦めたのかい?」

「……………………。」

飛鳥ちゃんは無言で立ち尽くす。

「うへへ…よく見たらあの風雅の妹とかいう女だったなお前…似ても似つかぬしどうだ?僕の女になるかぁ?お前に俺の子を沢山産ませて…」

「…………さ…………。」

「ん?なんだ?さ…?最高です…かぁ???うはーーーっはっはっは!!!そうか?ならほら!もっと僕に近づいて…ミスリル様って言ってみろぉぉぉーーーっ!?」

「三…光……。」

「は?三光?なんだそれ?」

ズザザザザザッーーーーーッ!!!

その音はミスリルの全ての触手を飛鳥ちゃんの手裏剣が切り裂く音だったんだ。

「ぐああああーーーーーーーーーっ!!!」

飛鳥の起死回生の技!!!

斬られ悶えるミスリル!!

果たしてどうなる!?

お読み下さりありがとうございました!

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