第54話風雅VSみらいandダン
皆を風の超攻撃で仕留めようとしている風雅!
だがその前には我らがみらいとダンさんの姿があった!!
◇
◇
◇
僕とダンさんの前で風雅は魔法力をグングン溜めている!
「風雅よ…あなたはやりすぎた様だ…この場であなたと対峙できるのは私のみ…いくぞ。」
「ほぉ…面白い…ならばくるがいい!!」
風雅はそう言うと風を腕に巻き集めダンさんを迎え撃とうとする!
ダンさんは風雅に走りよる!!
ダンさんの身体は茶色に光っていきながらその足元はボコボコッと地がうごめきだす!!
風雅は一瞬驚きの表情を浮かべ風を自分に戻していく!!
「
ダンさんの腕に登り上がっていく土の山!
そしてダンさんの掌底から放たれる技は風雅の身体にヒットしていく!!
ボコッボコッと音を立て土竜は風雅の体を痛めつけていく!!
「うぐっ!!くっ!!」
風雅はまず足をとられてしまった為に土竜の餌食になっていく!
「くそっ!!ここに相性の悪い土属性がいたとはな…。」
ドカッ!!バキッ!!
「ふっ!私の新たな力がここで役に立つとはな。」
ダンさんがそう言うとファノタウフスの斧を取り出す!そして大きく構えると風雅に走り向かっていく!!
「はぁぁぁっ!!いくぞ風雅!!」
ダンさんの一撃の技だ!!
「
ドガガガガーーーン!!!
凄まじい音を立てダンさんの技は風雅に届く!!
そして誰もがその勝利を確信したかに見えた!!爆風が止むとそこに風雅の姿はなかった。
「どこだ!!??」
辺りを見回すダンさん!
するとその頭上に足を切断し宙に舞う風雅の姿があった!!
「ふふ…ははははは!!やるではないか!土の戦士よ!」
「なにっ!?なんたる執念…流石風雅…。」
ダンさんがそう言うと風雅は風を足に纏いすぅっと着地していく。
足を切り落とされても風の力で浮いている風雅。
「お前達の中に俺と相性の悪い土属性がいてそれも中々の使い手だとはな…正直驚いだぞ。」
風雅のその言葉にらいとが答える。
「はは…その人が俺達の兄的存在のダンさんだ!強えだろ?」
「人間としては確かに強いがな…だがあの土の魔道士アースウェルだったなら俺を倒す事も可能だったかもしれんが残念だな…。」
風雅はそう言うと風を纏い暴風をその身体に纏わせていく。
「ヤツは化け物か!?」
沖田さんの言葉にらいとは答える。
「見てなよ…ダンさんだってここからだぜ!」
「ああ…彼にかけたくなるよ。」
すると風雅の風は勢いを増し辺りに地吹雪が巻き起こる。
だが風雅の身体は今は人間の物とは程遠い。
風雅は口を開く。
「俺は元は人間だ…他の魔幻獣達はほとんどが獣人であり戦闘能力も元から高いのだ…だから人間である俺はこうした身体の変化は覚悟の上で戦ってるのだ。」
「兄さん…もう…やめて!!」
飛鳥さんは涙を流し風雅に叫ぶ。
話を聞いていたダンさんが口を開く。
「風雅よ…私の技で楽になってくれ。」
するとダンさんはその身体に土の魔力である茶色の光を纏っていく。
風雅は風を纏いダンさんは土の魔力を高めていく!!
二人の周りには魔力のバリアがいつの間にか張られていて簡単には中に入っていけそうもなかった。
僕がバリアに手を触れるとジュッと音を立てその中は二人の力が溢れているのが分かったんだ。
「ダンさん!!」
僕が叫ぶとこちらを見て微笑むダンさん。
そして振り返るとダンさんの足元からボコボコと地面が盛り上がり地中から盛り上がってくる地柱が上がる!!
そしてすかさず柱は地龍へ変化し風雅に襲いかかる!!
数匹の地龍は風雅目掛け襲いかかったのだ!!
「いけえええっ!!ダンさん!!」
僕の叫びに応えるようにダンさんの地龍は更に巨大化しながら風雅を捉えていく!!
ドカッ!ドカッと巨大な音を立て風雅の身体に猛攻撃を加えていく!!
やったかに見えた!!
だが風雅も風の使い手のナンバーワンと呼ばれた男。
風雅の風は地龍の身体を徐々に風化させボロボロに崩していく。
「流石に簡単には行かないな。」
ダンさんはそう言うと再び構えると地龍を更に増やし攻撃の猛襲を加える!!
「ふん…いつまでも同じ攻撃など聞くわけないだろう!」
風雅のその言葉にダンさんは更に地龍の総攻撃!!
そしてついに堪らず風雅は宙に舞っていく。
「ふんっ!地龍などいつまでもきくものか!」
「それはどうかな?」
いつの間にか風雅の後ろに飛び上がっていたダンさんの姿が!?
「うおおおおおっ!!くらえ風雅!?」
風雅の目に映るダンさんの手には巨大な斧が握られている!!
「それは!?」
「くらえ!!
ダンさんの技は風雅を捉えその身体に深くのしかかる!!
「うおおおおおっ!!!」
ダンさんの叫びが辺りに響き渡るのだった!!!
◇
◇
◇
ダンさんの猛攻撃で風雅はどうなる!?
お読み下さりありがとうございました。
皆様あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いします。
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