第2話

もう大学生だと言うこともあり、文章を作る力は格段に上がっていた。

それに伴い新しくアカウントを作って投稿した小説は閲覧数が格段に増えていた。


といっても、一桁が二桁になったぐらいだが...

私は心底嬉しかった。自分には多少なりとも才能があるのかもしれない、と。


だが、そんなものはまやかしだった。

大学生活の中勉強をしながらも、小説を描き続けた。

勿論書き続けていると、閲覧数も少しづつは増えてくる。


だが、それも100に行くか行かないかぐらいで、感想はほとんど「面白くない」や「現実味がない」などの批判コメントだった。


やはり、私には小説を書く才能などないのだ。今一度実感した瞬間だった。


どの書いた小説にも「現実味」に関するコメントがあった。

やはり、私は「彼」のようにはなれないのか....


そんな時、友人からのメールがきた。

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