12

 俺たちははじまりの町アザンヘイムを旅立って西十キロ先にある未踏のダンジョンを攻略するために未開の大地を歩いていた。どうやら草原らしい。何も無いといってもいい。

 とにかく俺たちは歩いていた。すると案の定モンスターが現れた。


 森魔ウサギレベル6が現れた。


 とりあえず攻撃してみる。

 当潜の攻撃。森魔ウサギに20のダメージ。

 ミヤの攻撃。森魔ウサギに18のダメージ。

 森魔ウサギの攻撃。当潜に6のダメージ。

 当潜の攻撃。森魔ウサギに22のダメージ。

 ミヤの攻撃。森魔ウサギに17のダメージ。

 森魔ウサギを倒した。経験値600を手に入れた。120BG手に入れた。


 ふうなんとか倒した。このあたりのモンスターは結構凶暴だな。

 かなり好戦的だ。そして新たなモンスターが現れる。


 むくろの剣士レベル6が現れた。


 当潜の攻撃。むくろの剣士に26のダメージ。

 むくろの剣士の攻撃。当潜に8のダメージ。残りHP66

 ミヤの攻撃。むくろの剣士に19のダメージ。

 当潜の攻撃。むくろの剣士に25のダメージ。

 むくろの剣士の攻撃。ミヤに10のダメージ。残りHP62

 ミヤの攻撃。むくろの剣士に20のダメージ。

 当潜の攻撃。むくろの剣士に24のダメージ。

 むくろの剣士を倒した。経験値820を手に入れた。180BG手に入れた。


 今度は結構強い敵だった。しかも素早い。とにかくこっちも速めに動かないとやられるな。

 さて次の敵はどんなのだろう。


 次々とモンスターが現れる。魔のサソリやらロックスライムやら凶悪な殺人鬼なるやっかいな敵まで現れたんだが、全部やっつけた。

 これにより俺のレベルは8にミヤのレベルは7になった。

 そして約五キロの道のりを歩いたところまで来た俺たちはある森の前まで来た。

 なになに立て看板がある。「ここはフエルトンの森です。迷うので気を付けましょう」

 迷いの森か。なにやら怪しいがここは行くしかないか。


 俺たちはとにかく先に進むしかなかった。道もここしか無いようだし。

 そうして森の中に入った。木がたくさん生い茂っており、少し薄暗い。

 なんだがよくわからないモンスターの泣き声までするしなんとも恐ろしい森だ。

 少し歩いているとモンスターが現れた。弓使いゴブリンが五体も現れた。

 遠距離からの攻撃だ。俺達は咄嗟に剣で弓を防ぐ。

 そして何度も弓を放ってくるゴブリン。

 俺はとにかく弓の射程範囲に入らない様に近づいてゴブリン達に反撃するのであった。

 俺は連続斬りで畳み掛ける。ミヤはスラッシュ・リグオール・ストライクで遠距離から仕掛ける。一回では倒せない。森のモンスターはかなり手ごわいみたいだ。


 俺は何度も連続斬りを繰り返す。ミヤも今度は接近戦でゴブリン達に斬りかかる。

 やっとのこそ倒せた。多めの経験値だゴブリン五体で3500ほどの経験値を得た。なかなか順調である。


 またしばらく歩いているとモンスターだ今度はゾンビウルフ二体が現れた。

 なんとも気持ち悪い見た目をしている。肉体が腐敗していて目玉が飛び出している。足の骨もむき出しで異臭を放っている。とにかくこんな気持ち悪いモンスターはさっさと倒さないと。


 まずは俺から仕掛ける。力溜めを行いつつ連続斬りを仕掛ける。

 いいダメージが入った。次は二体目だ。ミヤが入れ替わり仕掛ける。

 俺も連続斬りでなんども斬りかかる。一体目を撃破。

 ゾンビウルフも反撃として噛みつき攻撃を仕掛けてくる。

 なんとか避けることに成功。もしかして噛みつかれたらゾンビにさせられるのか。

 そんな危険性もあるのだろうかと考えてしまった。


 二体目も撃破した。経験値1800を手に入れた。よし楽勝。

 俺たちはその後もさまざまなモンスターと出会っては倒すを繰り返していた。

 ニ十体ぐらい狩っていたとき俺のレベルは9でミヤは8になっていた。


 そして森の最深部まで到達した。立て看板があるのを見つけた。

「ここから先は森の番人がおられるぞ……引き返せ……引き返せ」

 そんなこと言っても俺たちはここを通るしか道が無いのだ。

 よって通らせてもらうぞ。

 俺たちは立て看板の警告を無視して奥に進んだ。

 奥に進んでいる間なぜかモンスターが一体も出なかった。

 何故か閑散としてる空間が続いていた。

 そして森の奥にはなにやら巨大な存在がそこに在った。

 デカい……二十メートルはあるんじゃないか。

 なんだかぐっすり寝ている。これかこっそり通っていいのかな。

 しかしそんな上手くいくわけないのが帝石である。

 パチンッと巨人のはなちょうちんが破裂した。


「う~ん、おらの眠りの邪魔をする奴はどいつだ~~?」


「お前たちか~~!!ここは通さないぞ!」


 森の番人が勝負を仕掛けてきた。

 まずは俺の中では定番の技、力溜めからの六連連続斬りを仕掛ける。


「はーーーうららららららあ!」


 60のダメージを与えた。これが俺の暫定必殺技だ。

 ミヤはスラッシュ・リグオール・ストライクを放つ。

 35のダメージを与えた。なかなか強い技だ。

 そして森の番人は両手をおもいっきり振り上げて一気に振り下ろしてきた。

 俺たちは咄嗟にかわす。ノーダメージで済んだ。次に俺は力溜めからの六連連続斬りをまた仕掛ける。今度もかわされることもなく成功した。ミヤはルノマ―ゼカを使う。風の刃が森の番人を苦しませる。55のダメージを与えたようだ。


 かなり順調な滑り出しだ。俺達の攻撃は命中して、相手の攻撃は全てかわしている。

 このまま楽勝か?と思ったのもつかの間。森の番人の動きが急に速くなった。

 そして俺に向かって素早い蹴りが放たれる。俺は咄嗟に盾で防いだが、かなり吹っ飛ばされた。ダメージ自体は大したことない。だが戦線から大きく離脱してしまった。

 ミヤを一人にしている。まずい速く戻らないと。

 俺は走った。三十メートルは飛ばされたので、かなり時間を要した。

 そしてミヤが一人でなんとか戦ってた。しかしなんども攻撃を受けたようだった。体はボロボロになっていた。


「ミヤ!大丈夫か!」


「な、なんとかね……HPは半分ほど失っちゃったけどまだいける」


「念のため薬草を使っておけ」


「でもその隙も与えてくれないのあの巨人……」


「なら俺が隙を作る……その間にミヤは準備しておいてくれ」


 俺は今までにはない技を使うことにした。一閃斬りだ。

 前から試してみたかった技だ。まず精神を集中させる。そして一気に敵に跳びかかり、渾身の力を込めて斬りかかる。

 森の番人の皮膚を切り裂いた。86のダメージを与えた。

 準備を終えたミヤも参戦してきた。攻撃だ。攻撃あるのみだ。

 そして森の番人は暴走状態みたいになったが、逆にやりやすかった動きが単調になったのだ。そしてようやく森の番人の撃破に成功した。


 森の番人を倒した。経験値5000を手に入れた。1000BG手に入れた。

 ドロップアイテムグリーンエナジーストーンを手に入れた。


 そして俺たちはこの深き森を抜けることになった。

 まだ見ぬダンジョンに向けて先を急いだ。

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