2
おれは武器を買うためにバイト中である
BG(バトルゴールド)はバイトによっても手に入れることができる。
1時間500BGのバイトを始めた。檜の棒でも1000BGもするし
ショートソードなんて一番弱いナイフのような剣でも7000BGもする
俺が狙うのは青銅の剣20000BGの武器だ。
序盤の武器としてはコスパがいいらしいと町人に聞いた。
バイトの内容は料理人ではなく料理を運ぶ係と皿洗いの飲食業だ。
ゲームの中でもこういう施設があるのは新鮮だ。
たぶん食べることには意味はないが酔狂であると思う。
値段は先ほどの店より少し値が張るが、魚のスープが200BGでジャガの汁物が80BG
イルケンタロスのスープが500BGだ。イルケンタロス……?モンスターの名前かな?
それより意外とバイトとは大変だ料理の味見係を引き受けたのは良いが、ここの料理大味なのである。
なんとも大味だ。しかしまずい訳ではないので、大味とは言えずにいた。そのあと俺は今度は皿洗いという重要な仕事を任されることになった。皿を割らずに大量の皿を洗う仕事か……意外と大変なんだよな……しかしそれほど店が繁盛してないので洗う皿の量は大したことなかった。そんなこんやで4時間のバイトが終わる。それを10日間続けるといつのまにか20000BG貯まっていた。ちょろい……俺は早速青銅の剣を買いバイトの合間に外で一番弱い魔物ベビースライムを狩る。何体か狩ったらレベルアップした。
これでレベル2か楽勝楽勝。またベビースライムを狩っていると
するとベビースライムが親のマザースライムを呼び出したと表示された。
へっ……マザースライム?なんだこの強そうなスライム。
序盤のモンスターじゃない威圧感を感じる……俺は逃げ出した、しかし回り込まれた。
反撃された29のダメージ死ぬ死ぬ死んじゃう、あとHPは1しかない。
これは酷い……逃げ出そうとしても無理だ絶望なのかこのままゲームオーバーになってしまうこのままでは。
あっベビースライムを抱えて逃げ出したと表示された。
俺助かったのか……?今度からはベビースライムは一番弱くても狩る対象から外そうと思う当潜であった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます