3

 ついにバイトから卒業した俺は始まりのダンジョンを最初の街の北のほうに見つけたので

 そこを目指してモンスターを狩りながら進んでいる。


 レベルは3になった。モンスターは序盤なので弱いので大したことない。

 いきなり強い奴に出会ってもいいようにいつでも強気でいかないとな。


 どうやらそこは序盤のダンジョンとして有名であるらしい。

 なのでレベル3の自分にとってはなかなか腕試しにはもってこいだ。


 ミニガーゴイルの群れが現れた。ふん今の俺ではそんな雑魚軽くあしらえる。

 青銅の剣+23が大きいのかな序盤にしては強い武器だとは思う。


 そんなこんなで始まりのダンジョンの前までついに来た。

 情報がダンジョンの看板に表示されている。

 ディアラブル領:はじまりのダンジョン

 推奨レベル:3

 説明:初めての冒険者にとっては最初の難関。出てくるモンスターのレベルはそれほどではないがたまにレアモンスターが出現することも……さて最初の難関クリアできるかな?


 なるほど、ここがはじまりのダンジョンなのかこいつはいいな。

 推奨レベルまで書いているなんてなんとも親切なんだ。


 そして俺は入口に入る。ダンジョン攻略開始だ!


 ――するすると入って小一時間……迷った……

 どうしようかなかなか地下の階段が見つからない。


 モンスターは結構出て来たので全部狩ってたらいつのまにかレベルは4になってたが。

 何時になったら地下の階段が見つかるんだよーーーーーー!!!と叫びたくなる。


 とにかく見つからないなんでなんだ?もうあらかた歩いた。

 なお歩いたところは自動マッピング機能があるらしく念じるだけでダンジョンの地図が出てくる。


 それで今いるところはだいたい右上だスタート地点は左下だった。

 まだ行ってないところはいまのところないはず……それでも一つ怪しいところがあったので思い出してそこに向かう。


 着いた……マップでいうところの左上から三番目あたりだ謎の部屋がある。

 何もない部屋であるが中央に何か魔法陣のようなものがある。

 それだけで他には何もない。なんともよくわからない意味深な部屋だ。


 とりあえず魔法陣の上に立ってみる……何も起こらない。

 もしかしたら時間経過で何か起こるのかもしれないのでしばらく立ってることにする。

 五分経過……それでも何も起こらない。

 十分経過……まだそれでも何も起こらない。


 なんですかこれは怒りますよそろそろ……誰にだよと自分に突っ込みを入れているがそろそろ我慢の限界だ。


 さてどうしたもんか。

 もう一度部屋の隅から隅まで見てみることにした。

 すると……なんだが部屋の隅っこに一つだけ色が赤色の部分があるじゃないか。

 押してみると見事にそれは当たりだった。


 部屋の奥の方で隠し階段が現れたのだ。

 これでようやく地下二階に行ける。

 さあこれからどんなものが待ち受けているのだろうか楽しみである。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る