敬語の会話を使いこなす
会話で敬語を出すとキャラの書き分けがしにくくなるので作中で使いにくいという話をちらほら目にしたのでちょっとだけ。
皆様ご存じのように、日本語の敬語には「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の三つがあります。
「尊敬語」と「謙譲語」は会話している人物同士の関係をあらわすものですので、こちらを使いこなすことでかえってキャラクター同士の関係性を表現できるのではないでしょうか。
例えば少佐と中尉、軍曹といった明確な上下関係がある三人がいるとします。
全員が敬語でしゃべっていても、両方に尊敬語や謙譲語を使うのは軍曹、片方だけに使うのが中尉、丁寧語しか使わないのが少佐だとわかりますね。
こうしたキャラクター同士の関係性に加えてそれぞれのキャラ特有の口癖を少し加えるだけで、キャラクターの描き分けはかなり楽になるのではないでしょうか?
登場人物の多い作品を書くは、こうした敬語の使い分けも表現手法の一つとして利用してみてはいかがでしょうか?
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