第26話 高校とバカとトイレと
◆
そんな風にクラスメートと話していたら扉が開いて先生が入ってきた。
「ほら自分の席に着席しろ、今からホームルーム始めるぞ!来てない奴は……また木村の奴が来てないか、まあ良い、俺の名前は剛田隆、3年間お前らの担任になる、今から少ししたら理事長の挨拶と生徒会長の挨拶があるが、まだ時間はあるから何か質問したい事があるやつはいるか?」
と、剛田先生が話しかけてきたが……この人の外見を一言で言うならゴリラがスーツを着た姿だ、もみあげが髭と繋がっていて……ここで声出したら笑うな、これは、そんな事を考えていたら慣れているのか他の生徒が質問をしだした。
「先生ー、椅子ってこのボロい座布団だけですか?それに隙間風が酷いんですけど?」
「当然だ「F」クラスだからな、改善したいなら自分達で直すかしろ、それに設備を新しくしたいなら「貢献度」を貯めて自分達で何とかするんだな」
「貢献度」?聞いたことの無い言葉が出たぞ?流石にこれは聞きたいから聞いてみるか。
「すみません、剛田先生聞きたいことがあるんですけどその「貢献度」って何ですか?」
「ああ、前田か、お前は別口でこの高校を受けたんだったな、「貢献度」というのはその名の通り学校内で「人助」をしたり「貢献」をしたと思われた生徒に送られるポイントの事を「貢献度」という、まあ、詳しい内容は今から配る生徒手帳で色々見れるから後で確認してくれ」
そういい、皆に生徒手帳を配った。
「体育館があるのは新校舎だから早めに行くように!くれぐれも遅刻するなよ?」
そう言って、剛田先生は教室を出て行った、そのあと皆が体育館に行く為に動き出したので自分も行くことにした。
「前田君僕達も一緒に行ってもいいかい?」
「皆で言った方が楽しそうだよね!」
「前田君私達も一緒に行っていい?」
「ふん!」
そう言い、服部君と由紀、悠木さんがが僕の机?の前に来た、吉野さんは僕の顔を見るなりバカにした様な顔をして来たが。
「そうだね、行こうか!」
5人で歩きながら先程の「貢献度」の話をしていた、「貢献度」を簡単に説明するとこうだ。
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貢献度について
・「貢献度」の貯め方
学校内で「人助」や「貢献」をする事、他にはテストの点数も加算される
・「貢献度」の減る行為
テストで赤点を取ったり、遅刻・早退や器物破損をした時
・「貢献度」がどうやって貯まるか
「生徒手帳」の中にマイクロチップがあり、やった事をその「生徒手帳」に書き込めばデータとして残る
※不正をしようとしても学校の至る箇所に防犯カメラがある為逐一観察さらている
・「貢献度」の使い方
貯まるポイントは個人で使える為学校内だったら何でも使える
・「貢献度」で買えるもの
カタログ推奨
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と、なっていた。
これ僕の今の状況にとても良いな!この事神様知ってたのかな?
「貢献度」の話も大分わかり後少しで体育館に着くという時に尿意が訪れた為皆に断りトイレに突撃した。
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