第6話 伝染病
ケイ村に入ると村人達の様子が変でした。村に活気がなく外に出ている人もまばらで元気がありません。私は近くの家の前で座っている男の子にききました。
「ここの村はどうされたのですか。どこか悪いとか。」
「村はみんな伝染病で病気になっています。僕もお母さんが病気なので出来るだけ離れています。」
「伝染病の症状はどういうものですか。」
「咳や発熱などです。」
私は白魔術師です。私の力で助けられるかどうかわかりませんがやるしかありません。私は右手をあげて結界をはりました。私の右手から光の玉があがり空中ではじけて村全体を包みました。家の中から何事かと村人が出てきたようでした。私は大きな声で言いました。
「私は白魔術師です。具合の悪い方から診させて下さい。」
「しかしリサこの村なら、かるく百人はいますよ。」
「シルヴァー様から教えて頂いた騎士道です。ほうっておくわけにはいきません。」
オッフィーもすぐに私の意見を受け入れてくれたようです。
奥の方から年配の方が出てこられました。
「白魔術師様。私はこの村の村長です。一番症状が悪く、一番初めに病気になったのはミーチェです。私の娘です。なんとか治して下さい。」
私とオッフィーは村長宅へと向かいました。
悪夢 @yukinokizuna
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