第9話明のリハビリ開始
「オギャア!オギャア!」明が痛そうに泣いている。幸子が明の左腕の肘が固くならないようにリハビリしている。生後3週目の明には、リハビリが必要だ。幸子は、ほぼ毎日自宅から距離があるリハビリテーションセンターに通っている。行かないのは、リハビリテーションセンターが休業日の日だけだ。リハビリテーションセンターの職員に言われた事が頭から離れない。「赤ちゃんのうちにしっかり、リハビリできたかが凄く重要です。」「絶対に治るから!絶対に治るから!ビホマ!ビホマ!!」この呪文も漫画の影響だ。「オギャアアアアア!!!」過酷なリハビリに明の悲鳴が大きくなる。「良くなってる!良くなってる!」幸子は、リハビリの手を緩めない!!「痛いのは、今だけ!!今だけだからあ!!!!」「今日のリハビリの時間は、大体6時間ね。」赤ちゃんには、過酷すぎるリハビリの時間だ。幸子は、リハビリは、根性で突破できると思っている。幸子にとってリハビリは、痛みと苦しみが長時間続くことなのだ。「諦めない!諦めない!リハビリで左腕の障害を克服する!!!」
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