第10話 属性変化

炎属性を持つ炎龍…今俺の属性は炎属性アイツと同じ属性だ、属性持ちモンスターは稀にそのモンスターの属性に応じた属性の「吸収」というスキルを持っていることがある


「ちっ!当たり前かのように吸収を持ってやがる!どうすればいい!」


打つ手無しか、そう思った時ふと思い出す、この魔眼は「創造の魔眼」だ炎属性なんて説明の何処にも書かれてない即ち使いたい属性を創造すれば他の属性も使えるんじゃないか?


「やってみる価値はある!よし!行くぞ!スキル「創造神(シヴァ)!」創造の魔眼で水属性を創造!」


「な、なんだ!?ジース君の目が赤色から青色に変わったよ!」


ステータス!っと唱えてステータスを見ると属性の魔眼の効果のところに水属性が追加されている


「やっぱり!このスキルは俺が創造したスキルや、物、魔法も使えるってことか!スゲーな!最強じゃねーかこのスキル!!」


でもこれで創造神(シヴァ)の使い方がわかった気がする!こっからもういっちょ反撃だー!


「創剣付呪水(エンチャントアクア)!行け!創剣!」


青色に光る創剣が炎龍を斬り裂く、一撃、二撃とどんどん炎龍の装甲を破壊していきそして三撃目でトドメだ!


ズバァーーーン!


「ハアハア、倒したのか?炎龍を倒した…か…

よっしゃー!!炎龍を!炎龍を俺一人で倒した!ハッ!シオン達は!?」


「ジース君!こっちはもう終わってるギリギリだったけどね!それにしてもジース君一人で属性モンスターのそれも龍種を3匹も倒すなんて本当に君の実力は計り知れないね」


「なあに言ってんだよ、お前たちもあんなに多いAランク以上のモンスターどもを全部倒したじゃねーか、そっちこそスゲーよ」


「そのことなんだけど…実はモンスターの大半はこの森の奥の方に退却して行ったんだ、まるで何者かに呼ばれたかのような感じで」


森の奥?呼ばれたかのようにって、やっぱりこの大量のモンスターを操っている黒幕がいるのか?

…いや、待てよ?森の奥って…エルザたちが進んでいった方向だ!!


「まずい!!」


「え?ジ、ジース君!どうしたの!?」


「シオン!お前達はまだモンスターと戦っている冒険者の支援を頼む!俺は少し森の奥の方に用ができた」


「え?森の奥って、ダ、ダメだよ危険すぎる!

さっきのSS級モンスターほどではないにしろあの数のモンスター達を君一人で闘うのは危険すぎる!」


「シオン、お前の言いたい事は分かってる、でも俺は守るって決めたんだ!だから俺は行くよ」


「……分かった、でも危ないと感じたら直ぐに逃げるんだ、いいね?」


「………ああ、じゃあ行ってくる」


エルザ待ってろ!今行く!

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