第3話 第二の遺体

~数日後


「ちょっと凄いことになってます、、、。」


「同じか?。」


「多分。」


「4日しか経ってないぞ。」


所轄の警官に案内される上野と安西。

解体前の古いアパートの一室。

日当たりが悪く、カーテンから漏れる淡い陽で仄暗い室内


軽量鉄骨の櫓からぶら下がり僅かに揺れる


鉄骨から伸びるワイヤーの先端のフックは

雑に肩甲骨の間に刺さっている

目と口は縫合され

顔には何本もの釘

裂かれた隙間から垂れさがる臓器

性器は切除され

両肘と両膝から先が切断され

四肢が床に整然と並ぶ。


「うっ。」

目を背ける上野


「酷い。」

目を見開き凝視する安西、仄暗さで目ただないが頬は紅潮していた。

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