こんにちは！1人1作品優しくコメントする企画から来たMegと申します。

こちらの小説、楽しく読ませていただきました！

まずタイトルが不穏でいいですね。殺されに行くだなんて何があったんだろうと思いました。。
書き出しからも不穏な感じがにじみでてよかったです！周りの人がみんな死んじゃったなんて、主人公はかわいそうですね…。
最後の女学生も気になりました！彼女はなぜ主人公をにらんでいたんでしょうか。

あと何と言っても私は作者さんの表現が好きでした！なんか凝っててカッコいい！！
ちなみに一番好きなのは、
「空の青さを訪ねる子供のように、無邪気にその好奇心の首輪を外すと、今度はそいつが俺の首を締めあげに来る」
でした。めっちゃ好きです！
無気力で達観してる主人公のキャラと表現がマッチしてますね。

ただ、表現が凝っててカッコいい分、字下げがしてない部分と、「顔尾を洗いおえる」などの誤字、名前にルビがふってないことが非常にもったいない(>_<)これらさえ直せば、カッコいい文章がさらに素敵になると思いました！

それから、主人公にいつもついてくる死神の女性(？)の関係性やが書かれていたら、すごくいいんじゃないかと思いました！
死神の女性は、どんな性格で、主人公をどんな気持ちで見てるんでしょうか？同情？お節介？嘲笑？
ずっと主人公につきまっとっているおいしい設定なので、女性の個性や主人公を見る目が描写されていれば、物語にさらなる彩りを与えてくれそうです。

それから主人公は達観してますが、彼が死について悩み苦しむさまが、回想でも現在でも描写されていたら、読者はさらに彼に同情して、感情移入しちゃうと思います！周りの人に死なれて、自分も死神(？)につきまとわれて、もうすぐ死ぬだなんて、きっと誰よりも孤独や悲しみが深かったはず…。今はそれを乗り越えている状態であっても、ずっとすごく辛かったんだろうな…。だからこそ無気力にもなっちゃんたんだし…。彼の苦悩や、苦悩を覚えた具体的なシーンが、読者も共有できれば、すごい感情体験ができるんじゃないかと思いました。

回想で出てきた瑠李さんや、5話に出てきた女性のこともありますし、まだまだ気になることがたくさんあります。今後の話も楽しみにしています！