――散々喧嘩してようやく分かった

――俺達は絶対に、分かり合えない

　憎い顔　睨みつけて

　こぶしをまっすぐ　ぶつけあった

　殴り合って笑いあえる

　最後には肩組んで

　ハッピーエンド

　そんなファンタジー望んでいたけど

　俺達　最後まで分かりあえなかった

　距離が離れすぎていたからさ

　環境が違い過ぎていたからさ

　お互いに大切にしているものが違いすぎた

　拳が壊れるまで　戦いかったのに

　まるですっきりしない　この胸の中

　空はあんなにも晴れ渡っているのに

　心の中は嵐のように吹き荒れている

　俺達はただ　ありもしない未来に

　踊らされていたんだ　なんて無様なんだろう

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