第5話 君に助けられた日
苦しむ事を知らなかった
感情を封じ込めていたから
分かった?
今行くよ
その扉の向こうに
何も分からなかった
耳をふさいで
目も閉じていたから
呼吸すらもなくしてしまえたら
そう思っていた頃
差し伸べられた手を
無理やり握らされて
始めて目の前に人がいたことを知ったんだ
疑問だった
どうしてばかりだった
分からないに埋めつくされた
君の世界はどうしても理解できなくて
僕の世界がどうしてたやすく壊されるのか
そんな事も分からずに その繋いでいて手を見つめていた
あの頃の僕……
「ストーリー」
そこから、君と僕のすべては始まった。
そこで、僕のすべてが終わらなかったからだ。
詩集85 言葉に嫌われたい、嫌われてでも 仲仁へび(旧:離久) @howaito3032
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます