デッドスペースなゲストルーム

ぼくと妻の暮らしの傾向は日本の家族っぽさとは少し離れている。ぼくは海外ドラマを一時期見すぎてから、家でパーティをするのに違和感を感じなくなってしまったし、妻はそもそも台湾出身で社員の半数ぐらいが外国人の会社で長く働いている。


そういうわけで、ぼくと妻は比較的よく人を家に呼ぶし、泊めることもある。妻は海外からやってきた友達夫婦を泊めたりするし、ぼくはというと家で飲み会を開いてぐだぐだになる傾向があるので、帰るのを断念して寝る顔ぶれが数人いる。


後者の方はリビングに転がっていただいても構わないのだが、ちゃんと泊まれる部屋があるに越したことはないだろう。そういうわけで、3部屋の居室のうち、余っている6畳程度の居室がゲストルームということになっている。小さい子どもがいる家族連れでもなんとか泊まれるだろうし、酔っぱらいであれば5人ぐらいは転がしておいてもいいだろう。


前述のオフィスに挫折した場合の問題だが、この部屋にデスクを一つ置いたところで、ゲストルームとして機能するのは夜なのであまり支障はないはずだ。


現在のところ、コロナもあってホイホイと人が泊まるような状況ではないが、電車で来れる範囲のぼくの母が何度か泊まっている。子どもの面倒を見てほしいときに助かっていて、泊まってもらえると朝イチから手を借りることができる。外のホテルに泊まっていたりするとこうはいかないし、呼ぶのも遠慮してしまうので、この用途だけでもかなりメリットのある生活になっている。


ちなみに今後ゲストの最大数想定は、台湾にいる妻の家族だ。母と兄家族と姉夫婦で、大人5名、子ども2名。当然ゲストルームには収まらないのだが、妻の仕事部屋などの余剰もあるのでどうにかなるだろうし、お兄さんあたりはきっとウィスキーでも飲んでリビングのソファで寝るだろうと妻は言っている。


次回はそのリビングの話。

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