第3話 この夢は何なのか

 



「探せ。探すんだ。あの二階の部屋の時計が止まっている間に、何かがお前に起こっている。それが、答えだ。探せ、探すんだ」




 テレビでよくありがちなシーンだが、強い光を後ろから当てられているせいで、逆光になって誰だかわからない奴が、夢の中で俺に話す。









 冗談じゃない。同じ夢を観るのは、これで、3回目なんだ。





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