第7話 男たち!18歳と19歳が、20歳と同じように扱われれば、ネット詐欺にも落ちやすくなるって!

 18歳とか19歳を成人扱いしちゃえば、これからも、選挙についての勉強が増えていく。

 ゆるく育てられてきた世代にとっては、勉強の範囲が広がるだけで、嫌がられるだろうなあ。

 「もっと、楽に生きたい」

 すると…。

 どう考えても、これが、増える!

 「消費者トラブル」

 「ネットの、高額請求トラブル」

 「SNSでの、いやらしい戦い」

 困ったことだよ。

 「僕たち私たちを、誰だと思っていたの?欲しいものがあれば、何でも買える。おじいちゃんやおばあちゃん、お父さんやお母さんが、何でも、買ってくれる。僕たちの世代には、その権利がある」

 「お父さん!」

 「お母さん!」

 「じいじ!」

 「ばあば!」

 「来年は、就社だ!」

 「大好き!」

 「会社、大好き!」

 「友達、大好き!」

 「会社を、盗撮」

 「社外秘文書も、盗撮」

 「ネットで、拡散!」

 「良いね!」

 「何やっても、怒られない」

 「僕たち、最高!」

 「良いね!」

 「世界に1つだけ!」

 そういうことを考えていると、ネット詐欺に、落ちやすくなる。

 ちょっと面倒な話になるけれど、民法という法律があるっていうことを、知っておいてほしい。

 これまで、その法律では、保護者の同意がないまま結んだ契約なら取り消すことができますよと、決まっていた。

 これで救われていた18歳も、多いだろう。

 けれど、これからは、この法律で、救ってもらえなくなる。

 未成年者として救われていた子の、2年の引き上げは、大きい。

 高校卒業後に、アルバイトをしたり、たまたま、親元を離れて1人暮らしをするようになって、困ったことが起こりがち。

 がちで!

 契約。

 「ねえ、君?」

 「え、俺っすか?」

 「そうそ」

 「知らない人に、声をかけられた!もしかして、隠されていた友達?」

 「君?これ、買ってみない?」

 「え…。このフィギュア、値段、高すぎない?」

 「高くは、ないでしょう」

 「でも…」

 「激レアだよ?」

 「…」

 ここで、こんなだめ押し!





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