第60話 秘境《ひきょう》のお宝
「二人共これをどこで」
「・・・さくたんの部屋」「えへへへ、こっそり入って探すの」
ほぉ~~~、興味深い。「これは何のコレクション、ん?」顔を寄せて。
「「
「さくたんの部屋を
ぱら。ぱら。毛の下に名前が書いてあるね。
いくらフランソワーズでも、他国の諜報員を
侵入者を力ずくで
エントランスの警察詰め所に配置してもらったのが、裏目に出たか。
フランソワーズの
だめじゃん。
ん~~~、後で聞いてみるか。これはどうしても二人に相談して、説得しないと。
「ミス・テリー、かぴたん、どうやって誰のか特定したのかな」
「簡単」「うん、一緒にお風呂入ってるから、しっかりと見てるよ」
なははは、なるほど、子供の
「ほぉ~~~凄い観察力だ」「えへん」「ふんっ」
!!!、ちょっと待てよ。これは今、頭を悩ませている問題解決の糸口になるでしょうよ。
もしそうなら
少なくともかなり強力な状況証拠になるでしょうよ。
「ミス・テリー、かぴたん、このコレクションは」
「「
「この
「どうするミス・テリー」「ん~~~、今回だけ」「有難う。それでどやったの」
「さくたんがいない時に、虫眼鏡と小さいコロコロを持って行くの」
「そう、ベットの下が
「お掃除はしてるでしょうよ」「してる」「でもクローゼットの奥とか割とあるよ」
つまり、掃除をしていても、家具の下や
「作った本人、マスターに代替品があるか聞いてみてわ」
「海自のかいちゃんツー、それね」「海自のかいちゃんツー、違います」
あ~、呼ばれそうな予感。「おっちゃん、こっち来て」
来たぁ~~~、食べてるでしょうよ。
がた。「ぁ~
「はい、何でしょうさくたん。ミス・テリー、かぴたん、ちょっと開けて」
どたどた。「「あああぁぁぁ~~~」」「かぴたん、お
「でぇ~、何」皆して俺を見る、
「マスター、このままでは、やはり給与を差し押さえる事になるわ」
「
「いえ、大変美味しいのだけれど、商品化するには、原価がかかり過ぎなの。お砂糖はまぁ良いとしても、特に蜂蜜が高価で、しょ、マスターが作った量の半分にしても、
ついでに俺のも
「
「はい」「はいおっちゃん」さくたん
立ってないで、
「さくたん、このノートをちょっと
「何おっちゃんこれ」「見ないでね」
あ~、俺がこれから上げるであろう
経費で落とそうと思ってたし。
ん~~~、ネックは
「どうかしら、質を落とさずに
「さくたん、返して」「さくたんのはないから」「私の」「しっ」「あっ、ごめん」
ちょっと、ミス・テリー、かぴたん、狭いから。俺とジムを押しのけて何。
「と言われても、取り寄せて試さないと、お砂糖はともかく
「では、差し押さえの方向で」
「ちょーと待って
「ほっほぉ~~~ん、なぁ~にっかなぁ~」ぱらり。「みっ、かっ」ぷるぷる。
「ミス・テリー、あっち行ってあっち」「
そぉ~~~。ん、又どっか行くの二人共。
「
「学生さんをターゲットにして、原価と消費税がもらえれば」
「売上だけでいいの」「そうです」「ん~~~、何で
「他国の諜報員が
「良いじゃない。私とパパの仲だし。それに、私達がいればお隣の工作員は簡単近付けない」
「
「ジムも私も
あ~、まぁ~そうな。しかし、ソースをこれだけ絞ると。
「
「うぎゃっ、
「うぅぅ」「はい、
だから見ないでて言ったでしょうよ。
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