第53話 給与を差し押さえ
可愛らしい少女よ。
美しい人よ。
耳に届く言葉が、追い立てる
耳に届く言葉が、
耳に届く言葉が、追い
なのに、耳に届く言葉は高価であり過ぎる。
なのに、耳に届く言葉は金銭の多さ。
なのに、耳に届く言葉はお金のことばかり。
「
おや、またやっちまった。
「さくたん、パパはそれがいいんじゃなぁ~い」
ぉぉぉおおお~~~、でしょうよぉ~フランソワーズ。
「さくたん俺、
「まだじゃん」ぐぅっはっ。さくたん、それは言わない約束でしょうよ。
「そんな約束してないしぃ~」あっ、いかんいかん、また口走ってもうた。
「私も食べたいぃ~~~、わっ、苺も3万越えてる」「はぁ~~~」
「「「「「あああぁぁぁ~~~」」」」」「「「
「Oh!マイハニー
「
「だ、大丈夫よ、有難うさくたん、ミス・テリー、かぴたん」
両側にいるミス・テリーとかぴたんに支えてもらっている。
「伝票かして
「ええ、有難うさくたん。
「「はぁ~い」」
「ほい、バナナ」「あい、バナナ」並べられて行くバナナ。
「わぁ~真っ赤で
「おっ、レモンがいっぱい」
「あっ、それは僕です、実家の庭に沢山出来たからって送って来たの。
「
「ええ、食器棚の下の引き戸を開けると」ぎょっ、誰も見ないと思ってたのに。
たた。さぁ~。「ほら」あっ、ちょっ。「あい、
たた。「ほい、
「後2つねぇ~、あい」
たた。「ほい、うわっ、美味しそぉ~~~」たた。ごとん。ごとん。
「あっ、送り状入ってる。直販かな。価格が、・・・あい、
「あいって、」たた。がさっ。「私見てない」たた。「さくたん、ほい」
たた。「私」がさがさ。たた。
「う~~~んと、
「さくたん、読み上げてくれない」「ぴえ~~~、怖い」
「何を言うのさくたん、私はとっても心根が優しいわ、ええ、優しいですとも」
「えっ、とっ、1つ180gが、税込み8300、3つで24900」
「しょっ、マスタァーーーッ、私がおじいちゃん達の
「さくたんっ」「ひぃ~~~」「バナナ納品前後の伝票調べてっ」「はいっ」
ぱさぱさぱさ。「おっ、小麦が二つ納入されてる。
「あ~体にいいやつですね」
「
「あれ、えっ、あ~、え~とっ」
ぱさ。ぱさ。ぱさ。「グラニュー糖1kg、数量1、276と、
「ええ、非効率的な製法で、人の手によって造られている、とても高価で、もの
「
「えっ、まぁ~一度食べてみたいなぁ~とは思っていたものだから」
「
「そうね、さくたん、
ぱさ。ぱさ。「あった。ココアが2種類納入されてる。いつものかぴたん専用と、ババンホーテン業務用、無糖純ココア400g、数量1、1650。やっぱり高いし、無糖だとかぴたん飲めないよ」
「でもかぴたん、チョコソースとか言ってなかった」「多分パパが作ったのね」
「りんごさんの言う通りだよ。かぴたんは超感動した。香り高くほろ苦い、カカオの風味を邪魔しない上品な甘さ、最高っ」
「かぴたんの言う通り、
「二人共どうしたの」「チョコソースがそうさせる」「さくたんも食べれば
「ミス・テリーとかぴたんに、中二病全開の様な事を言わしめるとは、なんて恐ろしいチョコソースなの」
チョコレート買うと直ぐばれちゃうから、ココアで代用しようとしただけなんだけどね、
「うん、
「そうだよ
誰よ、小学生にこんなあほな事教えちゃ駄目でしょうよ。
ともかくミス・テリー、かぴたん、有難う。
俺を責めないでいてくれるのは二人だけでしょうよぉ~。
「はぁ~、それが良いかも知れないわね」
「いいの
「バナナと苺と蜂蜜の
「おっちゃんっ、
「さくたんっ、これから俺は事件を解決するんだよ、
「だめっ、おっちゃん見たいな人を甘やかすとろくな大人にならない」
「えええぇぇぇ~~~」もう30過ぎてるけど、よく言われるでしょうよ。
「さくたん、問題ないわ、これ
「
「
「国家権力の
「民主主義は、
がはっ、正面突破された気がするでしょうよ。
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