第40話 同盟のエージェント

 「Oh~、マイハニー明乃あけの、僕達の間に隠し事はしない約束だろう」

 あ~、何で挟まって来るかなぁ~、この男はぁ~。


 「してないから」「えっ、明乃あけのちゃん付き合ってたの」「驚いたわ」

 「まもちゃんっ、はじめちゃんも同じでしょっ」


 「マイハニー明乃あけの、あの熱く激しい夜」なぁ~、ジム。

 「きゃぁ~~~、明乃あけのちゃんのえっちえっち」「ちょっ、さくたん」

 「まだ背中が痛むよマイハニー明乃あけの」「ジムっ、話しを作らないで」


 「本当にこの国の女の子はシャイだなぁ~」「ジム、ジムッおい、割り込むなっ」

 「僕とマイハニー明乃あけのの間に割り込んでるは、お前だろダディ」

 「ダディ言うな、ムキムキのでっかい図体ずうたいで、赤ちゃん言葉使うなっ」


 「分かったよパパ」「パパ言うなっ」「とにかくジム、話しを作るの止めて」

 「恥ずかしがる事はないのさ、マイハニー明乃あけの、今晩の」「行かないからっ」


 「僕は無理強むりじいはしないよマイハニー明乃あけの、僕のハートは何時いつでもオープンだよ。マイハニーはじめ

 「嫌です」


 「Oh~~~、何時なんどきでも飛び込んで来ておくれ、マイハニーまも

 「誰でもいいんかぁ~い、お断りですよぉ~」


 「誰でもいい訳ないさ、僕は何時いつ何時なんどきでもマイハニーまもの愛を受け入れるよ」

 「べぇ~~~、行きません」

 がた。「マイハニー早紅耶さくや」「へっ」ざっ。「「「「さくたんはだめっ」」」」


 「ジム、いい加減にしなさいよ。さくたんは私と新しい扉を開くの」

 フランソワーズッ、ジムだけでも面倒くさいのに、挟まるなよぉ~。

 「開きません~」


 「そう、さくたんは私と新しい世界をつくるの」「作らないっ、きゃっ」

 「そうね、さくたんを異世界に連れて行くのは私よ」

 「はじめちゃんがお尻触った。えっ」

 「さくたんは、目を閉じていればいいの、私が優しくしてあげる」

 じたばた。「おっちゃんっおっちゃんっまもちゃんが肩を抱いてくるぅ~」


 「みんな何しに集まって来たの、それとジム、さくたんは護衛対象だし、15だぞ」

 「須利亜すりあ」「須利亜すりあ言うな」

 「子供が産める女の子で、僕より年下の子は全員射程内だ。ミス・テリーとかぴたんも、後5年ほどで圏内に入るよ」

 危ない事を言うな。

 「手を出すなよ。フランソワーズも話に加わるなよ。ややっこしくなるでしょうよ」


 「えええぇぇぇ~~~、私は本気よ、パパも一緒だから安心してさくたん」

 「パパはやめてくれ」「「「だめっ」」」

 「おっちゃんと」「「「さくたんっ、考えないっ」」」


 「考えとくから、話しをさせてくれ、久しぶりに仕事しようと思ってるんだから」

 「働いてない自覚はあるのね。心配しないで、私がやしなってあげる、さくたんと一緒にね」

 「本当かっ」「おっちゃんとかぁ~」「「「さくたんっ、考えないっ、所長っ」」」


 「ジョッ、ジョークだから、本当」ん~~~、フランソワーズ本気かな。

 3つあるソファーの内、最もカウンター側に座ってるMilitaryミリタリー Intelligenceインテリジェンス セブン通称つうしょうMI7のエージェントだし、さくたんをおうロッパに連れて帰り、用済みになった俺を、ぽいとかやだなぁ~。


 かたやジムの愛称あいしょうで呼ばれているJamesジェイムズ

 3つあるソファーの内、中央の物にでん、と座っているtannたん Intelligenceインテリジェンス Officeオフィス通称つうしょうTIO、たん情報室のエージェントだが、求愛はいたって真面目だろな。

 子供が大好きで、自分の子供が欲しいと切望せつぼうしているがかなっていない。

 イケメンでもてる、過去に幾人いくにんもの彼女がいたが、共通の理由で逃げ出している。


 やっぱりフランソワーズも本気、でもなぁ~、もてるしバイセクシュアルだから、めるんだよ。


 ジムとはおこめ合衆国に渡った時からの付き合いだ。

 エゲレス連邦の秘密情報部とおこめ合衆国の中央情報局は協力関係にあり、秘密情報部の準エージェントだったフランソワーズと初めて会った時は16歳、可愛いかったなぁ~。


 思い返すと二人とは、結構長い付き合いだ。

 MI7とTIOはさくたん、ミス・テリー、かぴたんの為に新設された部署。

 おうロッパとおこめ合衆国は真剣だ。


 もし俺達のボスが、3人に害を成すと判断すれば、この国から連れ出し保護する構えだ。

 そう言う事態になった時、俺達は選ばねばならない。

 敵対するか、協力して亡命するか。

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