【 検証篇 】
第39話 非日常
私は起きているのだろうか。
私が見ている光景は、実在するのだろうか。
私の心が
今まで知らなかった、知り得なかった感情、いいえ違う。
知っていた、きっと知っていた、と思う。
朝の
私は、起きているのだろうか。
「!!!、
がやがや「何々、さくたん」「何かあったの」「どうしたのかしら、大きな声を出して」
「見てっ、おっちゃんがっ、仕事してるっ」
あぁ~のねぇ~、さくたん。そんな
心の声、全部出てるよ。
俺だってねぇ~、給料の1/10ぐらいは働くのよ。
光
紙の束を積み重ね丸いテーブルへON。
ノートパソコンを丸いテーブルにON。
ディスプレイを開き電源をON。
シュウィ~ンとファンの音。
店のワゴンの上はギャラリーとなり、それはそれは多くの書類が並ぶ。
俺は今、仕事やる気マックスだよっ。
ごとんっ、ごろごろごろ、ごわわわわ、ごわん。
「所長が、仕事」声が裏返ってるよ。
「
立ち尽くしてるね、意識は別の世界を
ゆさゆさ「ちょっと、二人共帰って来てっ」
「はっ、な、何かしら予算、予算よねさくたん」
「あっ、えっ、そぉ~バリスティックトランジスタの事だったわね」
「ちがうぅ~、おっちゃんっ」
「 「 「仕事っ」 」 」
すたすたすた。「所長っ」「あ~はい、
かつかつかつ。「何をしているのです」「
ごと。「よっ」たたたたたた。「私も」たたたたたた。
そんな、
「はい、
ちょっ、
ばこっ。・・・痛いっ、手の甲が痛いっ、頭は防いだけど。
ちょっとぐらい手加減したらどうよ
「
どうしてかなぁ~、ちゃんと仕事してるでしょうよ。
「おっちゃんっ、何してるのっ、仕事なんかしてっ。おっちゃんがそんな事する人とは思わなっかたっ、
「えんがちょって、さくたん」さくたんが、
仕事しろって責められたし、これ書いて一応逮捕状の請求準備しとかないとだし。
「もぉーーー、
何でよっ、
「いやぁ~ほら
「どうしてここでするのさ、私、心臓ドキドキしたんだからっ、もぉ~~~ぅ」
「ぁ~、さくたん、場所が無いと言うか、ほら、ここ俺のオフィスでしょう」
「ここは喫茶店です。お隣ですればいいのでは、ご
「いや
マンション桜花の玄関、
解除して扉を開けるには、桜花の認証が必要となる。
エントランスに入ると、1.7畳ほどの警察の詰め所があり、そこに詰めている警官が持ち物などをチェックする。
机もあるにはるが、それは3交代で詰めている警察官が使用していて、俺がそこへ入って作業するスペースはない。
「おっ、
「良いでしょう、部下の子一人だし、
「私の可愛い可愛い部下を、いやらしい飢えた獣に差し出す様な事は出来ません」
俺は
毛皮だけじゃないよ、中身も羊さんだよ、・・・いやチキンかな。
「じゃぁ~
「お断りします」二人して、俺の言葉を
「どうしてかなぁ~、
「あっ、私
何かあるの、俺の知らない
「お~」「あ~そう言う事」
「内閣情報調査室、内閣情報官、内閣情報センター次長、
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