第31話 研修旅行と言う事に
昼下がりの
とても明るくて生き生きとした輝き。
なのにどこか
時が刻々と進み、時が過ぎ去り、今が確定した過去となって行けば、その先に待っているのは、輝きを失い、光を失い、影を失った夜の世界だからだろうか。
BGMはモーツァルト、レクイエム『怒りの日』。
強く激しく叫びたい。
紅茶はアッサムにシナモンスティックを浮かべて香り付けをする。
深く息を吸い、まずは香りを楽しもう。
ん~~~、落ち着くぅ~~~、口にすればスパイシーな味わい。
気を静めろ俺、椅子に深く身を沈め、
ぎぃ~、ぎぃ~。
ぎぃ~、ぎぃ~。明日はくたくたで動けないから、
ぎぃ~、ぎぃ~。今日はその
「桜花」だんまりだよ。
依頼した事はしてくれるけど、居場所を聞こうとすると無言。
ぶ~ん。しゃ~、ばたん。ばたん。ばたん。
きゃっきゃ、きゃっきゃ、わいわいがやがや。がらんがらぁ~ん。
「たっだいまぁーーー」「帰ったぁ~」
「
「
「ちょっと、早く入って」「ぇぇぇえええ~~~、名乗らせて下さいよぉ~」
「はいはい、また今度ね。後が
どたどたどた。どさ。ばた、。どて。
ばさ。「やふぅ~~~」
ばさ。「Yeah~」
ばさぁ~。「ぅ~~ん、久々に遊んだぁ~」
皆してソファーに沈み込んで、やっと帰って来たよ。
・・・まぁ~、眺めは悪くないかな、ん~~~、
しかし、聞かずばなるまいっ。
「
「え~、日帰りの予定でしたから」開き直ったな。
「どう言う事かお聞かせ願おうか、内閣情報調査室、内閣情報官、内閣情報センター次長、
「あっ」すた。たたた。「Oh」すた。たたた。「おっちゃん」すた。たたた。
ん、何、3人で。
「ぱぱさん、おみやげぇ~~~、はい、かぴばらだよ」
そうかぁ~、俺に買って来てくれたのぉ~。
「かぴばらの縫いぐるみか」まぁ~、普通だな。「ありが」
「ぱぱさん、連れていかれない様にしてぇ~」「えっ、何に」
「かぴばら、かぴばらはね、堕天使見習いなのね、夜中なると
「・・・ほぉ~~~、どこに」「分かんないけど、凄いところ」
「・・・有難うかぴたん、気を付けるよ」「え~へへへぇ~」
「私はこれ、
「猫か、ありが」
「
「ど、どうしてかなぁ~、
「・・・いらないの」ちょっ、ミス・テリーべそかかないでくれる。
「い、いるよぉ~、有難うミス・テリー」「うんよし」あぶねぇ~。
「でぇ~、
「またたびかみかんを毎日
「そう毎日」「心がけるよ」「よしっ」
「おっちゃん、私はねぇ~、これ、ペンギンッ、赤いリボンが可愛いでしょぉ~」
お~、なかなか
「私のは凶悪な設定はないよ」「そうか、ありが」「ただね」えっ、何。
「見守ってくれるだけだから」ほぉ~~~、安心したぁ~。
「ずぅ~~~と」「ずっと」
「そうずっと、おっちゃんが誰かとあんな事やそんな事をしている時も、ずぅ~~~と」
「返すよ、さくたん」「ぇぇぇえええ~~~」「だって俺だってプライバ」
「だめ、ねぇ~だめ、なの」また、ん~~~。「も、貰っとくよ有難う」
「ふっふぅ~~~ん、Yeah~、ミス・テリー、かぴたん」ぱちん。ぱちん。
たたたたた。「Yeah~」ぱちん。「Yahoo~」ぱちん。
「「「「「Yeah~~~~」」」」」ぱちん。ぱちん。ぱちん。ぱちん。ぱちん。
皆のいるソファーに戻って、ハイタッチ。
また、
「それで
「はいっ、しょっ、
にこにこしてさぁ~。「どうしてこうなったの、日帰りじゃなっかたの」
「いやぁ~、成り行きでぇ~」見渡すと、みぃ~んな、
「それはいいよもう、報告書に書ける様なもっともらしい理由はあるんだよね」
「ありますよぉ~、見て下さいっ、さくたんも、ミス・テリーも、かぴたんも元気いっぱい、私達もリフレェ~~~ッシュ、髪もお肌も
まぁ~~~、そうな、3人とも元気だし、皆どことなく開放的な服装で良い感じだねぇ~~~、お~~~実にけしからんなぁ~~~。ご機嫌もいいし。
「分かったっ、じゃぁ~、量子探偵事務の士気を高め、要護衛対象のストレス
「「「「「「「「了解っ」」」」」」」」
「ミス・テリーとかぴたんは、宿題をちゃんとするいいかな」「「はぁ~い」」
「さくたんっ」「な、何」「桜花に居場所を知らせる様に、教育してね」
「まぁ~かせて」「桜花、スクランブルをONにして、座標をおっちゃんだけに定期発信ね」
「
「本当に
「でぇ~
「おっちゃん」「
「どった」「あのね、かぴたんね、カラオケがしたい」
「あ~~~でもミス・テリーとかぴたんは疲れてるでしょうよ」
「大丈夫、歌って踊りたい気分」「明日学校じゃなかったミス・テリー」
「おっちゃん、カピバランドで
「あ~そうなん、それで量子探偵業務と何の関係が」
「
「ぱぱさん、そうなの、かぴたんは
「皆出るの」ソファー側を見渡すと、首振り。
「残念な事に、15歳までなんですよぉ~」なるほど、・・・残念て。
じゃぁ~。「さくたんは出るの」「うんその予定」
「桜花、量子探偵業務を実施するに当たり、現在不足しているものは何かなぁ~」
「お~、データテーブルは出発までに出来てるし、他の準備も出来てるから重力発生源だけかな」
こんなに多くの女子に見つめられるのは初めてだが、・・・嬉しくない。
「分ったよ、ジャージに着替えて、タオルを持って来るよ。2時間
「やふぅ~~~」「ふっ、リィは私に決まり」
「ミス・テリーいいの、かぴばらに囲まれる夢を毎晩見るんだよ」「サラにする」
つかつかつか。「所ちょ、うぅん、
「早くっ」なっ、
がたっ。「分かった、行くよ、暴力反対」
「さっ、さくたん、ミス・テリー、かぴたん、早めにお昼を食べて、少しお昼寝しましょうか」
「「「はぁ~い」」」
「
「まっ、仕方ないわね」
「
「了解」「「「「ほぉ~い」」」」「あっ、マンションの方から上がってね」
「心得てます」
「あっ、
「「「「了解です」」」」
「さくたん、ミス・テリー、かぴたんお家に上がるよ、荷物持って」
きゃっきゃ、きゃっきゃ。「「「あいあい」」」わいわいがやがや。がらんがらぁ~ん。
「俺も行くよ。
たんたんたん。がらんがらぁ~ん。
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