第19話 緊急会議
「と言う訳です。観測点が多数あるけどぉ~、ミス・テリーとかぴたんが疲れるから沢山出来ない、予算も減っていくし、どうしよぉ~かなぁ~と」
店を閉めて、さくたん、
「さくたん、予備観測って、座標と時間を複数設定出来ないの」
「う~~~ん、
「でもそれじゃ、目的の移動方向分からない。連続で取るから
「桜花、例えば6枚/秒にしたら、光子対の転写位置を変えられる」
「予備観測でも本観測でも光子対の重力子への転写は凄く精密な制御だから、どうかなぁ~、車がさぁ~時速30kmで曲がるとした場合、1時間、3600秒の間に30000m進むでしょう。1秒間に約8m、車の長さが仮に4mとすると、次の1秒にはもういない事になるじゃない」
「動画の枚数を減らすと、車の速度によっては
「そうだよ
「じゃぁ~やっぱりおっちゃんのクローンを造って、ぷちっと行くまでGをあげる」
「俺それは嫌だ、さくたん。だいたい今からじゃ間に合わないでしょう。と言うかさ、重力波発生源って、質量のある移動物体なら何でもいいんでしょうよ」
「おっ、おっちゃん勉強してる、そうだよ」「じゃぁ~何で俺ぇ~」
「ん~~~良く分かんない。ミス・テリーとかぴたんがね、おっちゃんじゃないと上手く出来ないんだって」
おおおぉぉぉ~~~、なるほど、
「そぉ~ん~~~じゃぁ、今回はこれまで通りにするしかないねぇ~。さくたんと
「おっちゃん具体的には」「そうねぇ~」「それはいいけど」
「だから俺が死なない程度に予備観測の範囲を広げられないか。それが無理でも効率化をして、1回の費用を下げて観測回数を増やすとか。後ミス・テリーとかぴたんの苦痛にならない様に、出来れば費用も下げて楽しませる、ん~~~何か」
「分かったおっちゃん、相談してみる」
「
「
「お楽しみの方はさ、ミス・テリーとかぴたん、
「そうします。それでこの案件はどう進めます」
「あ~さくたんと
「まっかせなさい、おっちゃん」「良いですけど」
パパさんアースを立ち上げ、ちょっと拡大して目印を付けていた
そこから続く一本道を
「
「
「ですね」
標高が高く成った事を現す数値が大きく成り、山や谷を
「道なりに行くと、その先の
そう、ルートATをそのまま進むと、接続している村道に入る。
この村道はUの字状に成っていて、開いている所がルートATに
「おっちゃん、わざわざ農家の所には行かなくない」
「さすがはさくたん」「
「とすると、まず一点目はここのT字路、直進して
「だねぇ~
手の平のカーソルをぐぅ~にして引っ張ると、山の中に入って行く脇道が見えた。
「
「待って下さい」
標高の数字が小さく成ると、道とその先にある広場が見える。
そこには何か資材の様な物が積まれていたり、トラクターの様な乗り物らし物体が
「おっちゃん、ここもないんじゃない、移動してるの朝じゃん、誰か作業してるよきっと」
「ぉぉぉおおお~~~、さすが私の妹ぉ~」
「
「じゃっ、この先ですねっ」
お
今度は十字路に出た。
「二点目はここですね」「
「はいはい」標高の数値が大きくり、山が見える様になった。
「悪いけど、もっと道の先が見える所までお願いできるかな」「はいはい」
道が線の様に細くなるまで標高を上げると、道の先にある物が見えた。
十字路を渡ってルートATを直進した先には家並みが
ルートATを横切る。・・・これ何の道だろう。
「
「もう~待って下さい」
お~県道44号線。「県道44号線となっていますね」
「ルートATから左折して、県道44号線に進入すると、山の中に向かってる様だけど、反対は
「はいはい、又上げますね」便利だなぁ~、標高を上げると直ぐに分かった。
「海沿いの町だね。ん~~~俺
「私もそう思うなぁ~」「一緒ぉ~」
「もう
「あっ、ちょっとかしてぇ~」「はい、さくたん」「有難う」
ん、さくたんが十字路の中心から、点線を伸ばしたり、縮めたりしてる。
何か距離を測ってるのかな。
「桜花、この先のT字路さ、十字路を左折した直線の延長線上にない」
「あ~、ちょっとずれるけど、許容範囲内だよ」
「じゃぁ~、1回の予備観測で行けそう」「
「そうなぁ~、2点目はこの十字路を直進するか。
「それだとその先のトンネルの手前が3点目でいいんじゃない。その先は小さな集落まで脇道無さそうだし」
「それは十字路を左折した時だけよ
「さくたんの言うのも
「ショート2回かぁ~」
「さくたん時間足りない。1時間ぐらいだからね。歌の順番回らないかなぁ~」
「え~と、ミス・テリーとかぴたんが学校のお友達を呼びたいって、言ってて」
「そうなの」「え~まぁ~」
「
「
「皆知ってるよ。おっちゃん以外」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます