第61話
うん?
この気配……なん??
俺は青ざめた。
あの天使たちと似ているんだ……!!
俺は即座に抜刀して、この厨房に風を呼んだ。
「風よ!!」
「お待ちください!!」
謎の女中がこちらを向いて懇願した。
「私は他の天使たちとは違います。海賊から歴史の教科書を守りに来たんです。今は信じてもらえませんが、いずれ私のことを信じられるようになります。……それにしても、まさか伊達政宗様がこんなところへ来るとは思いませんでしたが……いえ、中身は風ノ助でしたね」
「へ……??」
「天使の中でもかなりの少数派ですが、そして危険なことですが今の時代を守ろうとしている天使もいるのですよ。後、一部の海賊たちの中にもあなたの仲間がいるんですよ」
「……なん?? へ……?」
「あなたは、今の時代をどう思われますか? この時代のまま時が進んで、あなたの住む現代になると歴史はどうなるかわかりますか? 時代の変遷に耐えきれずに、時の重さで、このままだと確実に今の時代が崩壊してしまうんです。だけど、私たちはあなたたちの味方なんです」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます