第53話 海賊共和国

「うらーーーー!! 風よ!! 嵐よ!!」


 全速力で俺は太平洋へ風に乗って空を飛んだ。

 

「うおおおーーー!! やったーー! あったぞーーー! ベンジャミン号だ!! 恐らくベンジャミン・ホーニゴールドは温厚な性格だからみんなはまだ無事のはずだ!!」


 俺はベンジャミン号が太平洋に浮かんでいる半透明な円盤に近づいているのに気が付いた。


「なんだ! あれ?」


 丁度、その円盤は海の上で大口を開けている宙に浮いた空間のようにも思えた。


「あ、あれが野郎どもが話していた空間か?!」

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