第23話 時の行方
「うららららー!」
俺は本丸まで泳いでいた。
水泳も得意なんだな俺は……。
バシャバシャと海水を撥ねて泳いでいると、前方に立て続けに爆音と共に水柱がたった。
「大砲……?」
後方から大きな弾が無数に降って来る。
煤野沢と楠田先生。家来たちはすでに先を泳いでいるけど、俺はしんがりを務めていた。
「あ! そうだ! これで!1」
俺は後ろを向いて、刀を抜いた。
爆音の轟く大海原のど真ん中で陣取り。
次々と大砲の弾をはじいていった。
楠田先生の技を見よう見まねでしてみた。
記憶力は悪いが、これでいいはずだ。
多分。
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