第10話
俺は家来を連れ回し、城の外へ飛び出したが。すでに海賊たちが、浜辺から本丸まで攻めてきていた。
先頭の海賊の頭は、サーベルを雄叫びを上げながら振り回していた。
「おお! 俺と同じ片目の伊達男か!」
「それは気が合うな! デブ! さらわれたクラスのみんなを返してもらうぜ!! でや!!」
カキ―ン!
という刀とサーベルの火花が爆ぜる。
「とうっ!」
俺は袈裟斬りで、海賊の頭の派手な帽子と左肩を斬ると、何故か白色の血が海賊の頭の身体からでた。
海賊の頭は笑い出した。
「血が! し……白い?」
「ガハハハハ! 小僧、気に入ったぞ!」
俺は首をかしげるが、刀身全体を背の方へ回り込ませた。
おじいちゃんゆずりの特殊な居合いの型だった。
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