第2話 

20代になると、こんな経験をしているのは僕しかいないと思う反面、他にもいるのではと同時に思うようになり、図書館に通い、心的外傷後ストレス障害(PTSD)、非常に感受性が強く敏感な気質もった人(HSP)、児童虐待に関連する書籍を読み漁った。

そして、一つの答えにたどり着いた。

それは、これらは単独で存在しているのではなくて、お互い手を繋いでいる状態で、原因、結果、現在の状況という仕組みで成り立ってると僕は思う。

PTSD、HSP、児童虐待、についてはここでは詳しい説明は省くが、僕の場合は、

幼少期に経験した、母とその男の暴力沙汰、暴言、その事から母は、暴力的支配により、「出ていけ」と言い出せず、今も一緒に暮らしている。

姉と弟は、その男と何故か親しくなり、職場も共にしている状況に、僕は到底理解できない。

家庭内派閥があるとするなら、これは言うまでもないが男に支配された母、姉、弟派と、男反対派の兄と僕という構図である。

兄は15の頃、こうした状況に耐えられず、祖父母の家に預けられた。

当然、耐えられないのは当たり前で、本来出ていくのはクズ男の方である。

こうした体験(児童虐待)がPTSD、HSPを抱える原因といえるだろう。

僕は一日でも早くこの家から出たいと毎日思うようになった。





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