あとがき

 ツーリング日和の続編と言うより、前回挫折したロードムビー風の小説に再挑戦です。ツーリングをするコトリとユッキーが旅先で出会った人との触れ合い、そこから起こる小事件の積み重ねみたいなお話です。


 意気込みはともかく、とにかく旅行させるのが大変でした。とくに後半は逃避行的な要素も入れたので、どの道を走らせるかでマップと格闘です。バイクなので狭い道でも走ることは出来ますが、一日の走行距離と走行時間の兼ね合いで、ああでもない、こうでもないです。


 さらに言えば原付ツーリングの設定ですから高速が使えません。自分で面白がって作った設定ですが、ロング・ツーリングになると苦しくなります。神戸から都市部を抜けようとするだけでウンザリさせられます。


 それとツーリングですから寄り道観光をさせたいのですが、バイクならではの寄り道スポットを見つけるのに悪戦苦闘です。ネットの情報は豊富ですが、そこから地図に落としてコース設定を考えるのが容易じゃありません。


 それとコトリは歴女の設定ですから観光をさせやすいのですが、まさかで手こずったのが温泉小娘のユッキーが気に入りそうな秘湯です。秘湯と言えば山の中の一軒宿みたいなイメージなのですが、これがありそうであまりないのです。


 もっともこの辺は初期の構想で神戸に近いところの秘湯でツーリング・コースを設定しようとしたのもあります。やはり秘湯というからにはお手軽に行けるものではないと分かった次第です。


 それでもさすがはユーチューバー・ブームであちこちの観光地、旅館だけではなく、かなりマイナーそうな県道でも実際に走った動画があるのは助かりました。妙に描写が細かい道はそれを見ながら書かせて頂いています。


 気持ちは第三編を書きたいのですが、ロング・ツーリングさせるところに困っています。信州とか良さそうなのですが、遠いだけでなく、道が・・・そうなると排気量変更で大型にする手が残ってますが、それはそれで出来たらやりたくありません。ちょっと休んで考えます。

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ツーリング日和2 Yosyan @Yosyan

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