第12話 首領の哄笑
コメントをいただいて、テンションが上がったので書いてみました。
主人公は出てきません。
またテンションが上がれば書きます。
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俺の名は【ガドル】
この腕っぷしと、強力な後ろ盾のおかげで、【
行くあてのない
やがてそこは、国の法律が届かない無法地帯となる。
俺のいる場所もまたそんなところだ。
家を失ったガキどもから上納金をせしめ、官憲から逃げてきたゴロツキを部下にする。
時には、反抗をされることもあるが、そんなときには、この俺の【
しかも、俺の背後にはあの【覇王】様が付いていると知れば、大抵の者は平伏すって寸法よ。
そんなある日、俺のもとにひとりの男が現れる。
そいつは、脂ぎった顔に薄い髪、ハムかと見まごうばかりに肥大した身体を持つ男だった。
【コルディス】と名乗るその男は、醜悪な笑顔で俺にひとつの提案をよこす。
聞けば、この【
かつて、この街やその周辺一帯を治めていた領地貴族【カール・ツー・トランシトゥス=シュヴァルツシルト】の遺児が。
詳しくは分からないが、確か、当主の死後に酷いお家騒動があって、現在この地は帝国の直轄地となっているはず。
そこで、遺児を連れて帝国に訴え出れば、この地を任される公算が高いとか……。
そんな話が上手くいくはずがないだろうと、早々に話を切り上げようとした俺に、その男は慌ててその根拠を挙げる。
【シュヴァルツシルト】に連なる者には、その身体にひとつの特徴が現れるとか。
それが【
どうやら、瞳の虹彩と呼ばれる部分の色が単色ではなく、複数の色がマーブル状になっているとのこと。
俺はそんなヤツいるはずがないだろうと、否定しようとしたが、何かが引っかかる。
そういえば、数ヶ月前に【
世の中には、奇妙なものを欲しがる
「確か……【エギル】」
そうつぶやくと、目の前の豚が歓喜の雄叫びを上げる。
どうやら、お目当ての遺児は目と鼻の先にいたようだ。
俺がこの【
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瞳をくり抜かれたなんて、ちょっと鬱気味になってしまったので、明日午前11時の投稿で即解消します。
鬱展開は嫌いです!。
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