悪魔と天使が梯子酒 2
「どうぞ~これが我が家だよ~」
半ば強引につれてかれた先にあったのはとてもお金がなくて困ってる人のとは思えない位の家があった
「都会で普通の一軒家ってどれぐらいするのさ…」
「えっと~確か九千万円位だった気がするよ?」
大きさ自体は普通の一軒家と変わらないがここは都会だ土地代がエグいはず
「なぜそんなにもお金があるのに今こんなに貧乏なんだよ…」
「ふふ~ん聞いて驚くなよ!実は私宝くじあてたんだよ!三等の一億円!」
「あ、そゆこと」
つまりあれか一億円当たったから家かって調子のって散財しまくったらお金がないと
宝くじってこんなにも人をダメにするんだな…どっかのクッションよりも怖いわ~
「ほら~今日の打ち合わせしよ!」
「了、で何するの?早くそこのところ決めないと配信の準備出来ないじゃん」
「龍介君の方のマネージャーさんからも許可貰ってるから大丈夫だと思うけどお酒飲みながらのアイクラをやるぞ!」
アイクラとは世界で最も有名なゲームとしても過言ではないほど全世界の人がやっているゲームで無限に広がる世界で四角いブロックを使って建築したりモンスターと戦ったりする気付いた時にはハマってるとゆう面白いゲームだ
「アイクラかぁ~まぁそれなら問題起きる心配ないしいいんじゃね?」
「よし!じゃぁ配信まで結構時間あるし事前準備しちゃおう!」
「事前準備?サムネととかならすぐに作れるけど?」
「ちがうよ?何で晩酌配信するのにお酒飲まないの?」
え?聞き間違えであってほしいかけてある時計と見ても今は午後3時位
「今から飲み始めんの?ヤバくない?」
「そう?一般常識だと思うけど?」
そんな一般常識があってたまるか!
昼から飲む人を否定してる訳じゃないしかしだ、それが一般常識だと晩酌配信するVTuberは皆昼から酔っぱらうことになる、普通の人だと次の日が大変だ
「な、なぁせめてもうちょっと後から始めない?ほら!先に先輩達の作ったエナライブの公共ワールドを見て回った方が…」
「じゃぁ見ながらお酒のも!結構沢山の種類あるよ~発泡酒とかビールとかスピリタスを混ぜたジュースとかテキーラとかあと…スピリタス!」
「なんでそんなに種類ある…ってなぜそんなにスピリタスあるんだよ!」
ま、まさかこの人アルコール濃度96%のやつ日常的に飲んでるとか…
そのヤバイやつを見る目で見ているとそれに気付いたのか
「流石に原液では飲まないよ!?ここ前間違って大量に頼んじゃっただけだから!」
本物のアル中じゃなくて安心した
「パソコンある~?無いなら貸すよ~」
「一応ノートパソコンあるから大丈夫、じゃぁワールド入るぞ」
「わかった~私も今いく~」
隣でプシュ!と音を立てて缶を開ける音が聞こえる
「飲むの早いな!」
「いや~スーパードライは美味しいね~アル中が世の中に存在する理由が分かるわ」
「飲みすぎんなよ…」
「分かってるって~美味し~かも~」
本当に分かってるのか怪しいがまだニコで有名なアル中の真似してるから大丈夫だろう
データのダウンロードが終わり中に入るとそこいには公式のワールドと見間違えるような景色が広がっていた
「すっげぇなこれ、製作時間何年って言われても納得出来るクオリティだぞ」
「私もはじめて入ったけど先輩の配信で見たやつよりも凄いな~もう確認なんてやめてもう配信やっちゃおうよ!どうせ暇なんだし」
はとったーで告知した時間から結構ずれてるけども良いのかよ
「そもそもこの配信ゲリラ枠何だから問題はナシ!ってことで龍介君何飲む?もう逃げられないよ?」
逃げるも何も逃げようとしたってすぐとなりにレモンチューハイ持った人が待ち構えてるんだもんどうやって逃げろってゆうんだよ
「はぁ、じゃぁそのチューハイでいいよ…本当にヤバそうだったら止めるからな
な」
「よし!じゃぁ配信開始まであと五分前!おつまみ持ってくる!」
そう言って時雨さんは走って別の部屋に行ってしまった
「俺お酒飲めたよな?暫く飲んでなかったから分からないな、まぁ飲むか」
こうして予定より二時間早く配信がスタートすることになる
休日だったからなのか普段からリスナーが慣れているからなのかは知らないがはとったーで告知してすぐに同接が一気に増えたのだった
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