悪魔と天使が梯子酒3

「どもども~皆の天使、天月ソフィアだぞ~!今日ははとったーでも書いてた通り常影君が来ているぞ~!いえ~い」


「どうも!如月常影です!今日はよろしく~」


【このコラボは想像できなかった】

【テレビ出演で更に人気が出た悪魔といっつも金の無い天使の共演w】

【しかも晩酌配信なんだよな~常影が心配】

【アル中のお世話お疲れ様です】

【もうそろそろお酒控えて方がいい気がする】


「テレビの件はどうも~皆観てくれてありがとな!あとソフィアってお酒飲んでない日あるの?」


「失礼な!私だって肝臓を休める日ぐらいあるんだぞ!週一とかだけど…」


胸をはって言い切ったが全然安心できねぇ…


「そのお酒無くしたら少しはお金残るんじゃないの?一回我慢してみ?」


「常影君!私からギャンブルだけじゃなくてお酒も奪うつもりなの!?」


なにその借金取りに大事なもの持ってかれる人みたいな反応…こっちが悪いみたいじゃんかよ


「今日はいいとして今後少し抑えなよ、抑えないとサ○ゼつれてってやらんぞ?」


「うぅ…サ○ゼ、くっ!卑怯だぞ!」


【サ○ゼと酒同格なのかよ】

【そんなに奢って貰うほどお金ないのか】

【ギャンブル止めたってのに何で無いんだ?】


 10000 堕天民さん

《僅かですがお納め下さい僕の一週間の食費です》


「だ、堕天民さん、君のことは忘れないようわぁぁん!」


「ナニコレ?堕天民さん無理すんなよ…あと何で涙ぐんでんだよ原因あんただろ」


「そ、そうだね…堕天民さんは尊い犠牲だった…」


【だ、堕天民1号!お前はいいやつだったよ】

【あ、姉貴!ここは俺たちが!】

【常影のリスナーなんだけどめっちゃ困惑してる】

【一種の宗教…】


10000 天月組 輝

《姉貴!本日の分ですお納め下さい!》


「え、えぇ~?」


「皆ありがとう!今度何かお礼するね!お金かからないもので」


「最後の一言言わなきゃ良かったのに」


「そういえば晩酌配信なのに常影君飲んでなくない?」


「もうすでに二缶飲んでるんですが…」


【二缶は飲んだとは言えない】

【せめて大ジョッキじゃないとだめだよ】

【常影君はお酒に強いのかな?】

【まだだ、一時間後どうなってるのか分からないぞ】


「ねぇ、この配信アル中しかいないの?はぁ…しょうがない…」


スーパードラァァイの蓋を開ける


【む!これはスーパードラァァイの音!】

【これはザ、クールの音だ!】

【音で分かるとは、さてはプロだな】

【そんなプロがあってたまるか!】

【さぁどこまで持つのか…】


「っかぁ~やっぱ旨いな!あ、ソフィアこれ食べていい?」


そういってテーブルにあったくんさきを食べる


「あ!それ私が食べようとしてたやつ!」


「油断してるから悪いんだよ」


世の中弱肉強食だ


【こ、これは晩酌ASMR!】

【この音心地いい…】

【すやぁ…はっ!俺は何を!?】

【この音さてはナナイレのくんさき!税込321円!】

【どこの商品かまで当てられるのかよ!ヤバすぎ】


「やっぱりソフィアのリスナーさん凄いな値段まで瞬時に当てるなんて」


「そうでしょ!そうでしょ!私のリスナーさんは凄いんだよ!」


わー凄いなー最近のリスナーさんは目で見た炊飯器特定からここまで進化したのかびっくり


そのときマネージャーの舞さんからの電話が来た


「もしもし?マネージャーさんどうしたんです~こちら配信ちゅうですよ~」


『あの~お二人さん結構飲んでますよね?あと配信アイクラやるんじゃないんですか?』


あ!忘れてた!ついつい久々の自宅飲み会だったから忘れてた


「ソフィア~今日アイクラやるって言ってたの忘れてね」


「あ」


【配信から約二十分たってようやくマネージャーさんからの電話で予定を思い出す人達】

【これが晩酌配信の見所だよ】

【まだ晩でも無いけどな時間的に】

【休日の楽しみ】


「ではでは~アイクラやっていきましょ~」


「おー!ごくごく…おいしーかもー!」


「返事のあとすぐ飲まないでもらっていいっすかね」


【おーごくごくは草】

【どっかのガチもんのアル中がいた気がしたんだけど気のせいかな?】

【?おいしーかもー】

【アル中ステップですね分かります】


「じゃぁロード中に俺も!…ごくごく……あ"~おいしぃ~!」


【もうツッコミ担当も陥没してる】

【いつもと同じく楽しそうで何より】

【この二人めっちゃお酒のむやん】

【いつかビール会社エナライブ作ってそう】

【大ヒット間違えなしじゃんw】

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