雑談
配信を始めて三時間経った
「ふぅ~もうそろそろ終わりの時間かな?」
「そうだね~そろそろ目が疲れてきたし」
「私もなのですよ~」
長時間のゲーム配信で目が疲れてきたのでスパチャを読むことにした
「今日も沢山のスパチャありがとな!その中から答えられるだけ答えていくぞ!」
「ちょこっと見た感じだけど私たちに対する物も多かったから頑張って答えてくよ~」
「それじゃぁまずこれなのですよ~」
調査団
『毎日の配信お疲れ様!仕事の合間にいっつも見てるよ~!ところでCDはいつ発売なの?』
「常影君の配信で有名な視聴者さんだね!」
「CDは来月の半ば位かな~大体曲は出来てるから後はジャケット描いてもらって発注するだけかな?この前の配信のプレゼントもそれくらいの時に一緒に送るから楽しみにしとけよ!」
「コラボ楽曲はどんな感じの曲なのですか~?」
「それ気になる!」
「ちょっとだけなら今流せるからちょっと待ってて」
そうして俺はPCを操作して作っておいたショートバージョンのフォルダを再生する
【ほう、ロック系だがダークな感じでどちらの特徴も現れているな】
【これはニコで殿堂入りしそう】
【今までとは違うやつ使ってる?】
「おぉ!よく気づいたな!今回はみくさんじゃなくてりんちゃんとれんくんを使ってみたんだよ!」
【確かに響雷君もれん使ってるイメージあるな】
【カラオケで歌いやすい位の音の高さだから結構歌える】
電脳響雷【今回は結構ヤバイぞ】
【え?】
「そう、今回は俺が歌詞を書いてギターが響雷でドラムとキーボードを俺が演奏して歌を作ったから結構難易度は高いと思うぞ」
「ショートバージョンではあんまりそこは分からないのですよ~?」
「そうそう!そんなに難しそうじゃないじゃん!」
「まぁショートだとその部分入ってないしね」
電脳響雷【今から歌入ってない音源送るか?】
【マジで!?】
【是非とも聞かせてほしい】
10000 調査団
『俺も聞きたい』
電脳響雷【じゃ今から送るわ】
【キター!】
【ここである程度覚えて演奏したい】
【耳コピできる人すごい】
そうして駿介から届いたファイルをPCへと送り再生する
【え?】
【なにこれ?弾ける方も凄いだろこれ】
【これは無理だ弾けねぇ】
【耳コピ兄貴強く生きてくれ】
「こんなのよく弾いたのですよ…」
「楽器やってなくても凄いってことはわかるよ…」
「響雷から譜面渡された時は正気かこいつと思ったね、ドラムはいいとしてキーボード普通に難易度高すぎだろって思った」
電脳響雷【俺も弾けるとは思ってなかった】
【出来ないと思ったやつを渡したのかよW】
【響雷さんって結構VTuberやる前に確か顔出しはしてなかったけどギターが凄い人ってゆう事で一回テレビで紹介されてたしその時公開されてた譜面が結構プロレベルだったんだよね】
【そうだったんだ…】
「そのせいで俺の貴重な休みが潰れたんだけどね…」
「明日配信の予定なかったと思うから休んでおいた方が良いのですよ~」
「倒れたら大変んだからね」
「たぶんそこは大丈夫だと思う、俺結構疲れにくい体質なのか一回最大で何日間働けるのか親戚にお願いして働かせて貰ったら一ヶ月は持ったしね」
「ある意味尊敬するのですよ~」
「一ヶ月休みの日無し!?よくそこまで持ちこたえたね!?」
まぁ最初の一週間は最近の若者は凄いな~みたいな感じの反応だったけど最後の週になると皆引いてたな~
「まぁCDの発売は来月の半ばで新曲のMVはあと一週間位で出せるのかな?」
電脳響雷【恐らく可能かと】
ナサ【僕の方もMVは明日位で終わるし、頼まれたジャケットも来週までには終わるよ~】
「じゃぁそれまで待っててくれよ!」
【わかった】
【金をしっかりためて待ってる】
【俺もそれまでには初任給入ってるはず】
「お!この前の就職するっていってた人だな!無事就職おめでとう!」
「無事就職出来て良かったですね~」
「私の場合どこにも就職出来なくてこの事務所受けたら合格したんだよね~」
「俺は二十連敗してるから行きたいとこ入れてよかったな!」
【二十連敗!?どうしてそんなことになるんだ?】
【これで引きこもってたのか…もし俺だったらと考えるとぞっとする】
【今は楽しく配信やれてるけど苦労もあったんだな…】
「今となってはもう笑い話だけどな!」
その後も謎の怪文書や質問などを返していって配信は幕を閉じた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます