先輩との配信

「皆こんばんわ~最近物凄くスケジュールが大変な如月常影だよ~」


「こんばんわ~冬梅吹雪なのですよ~」


「どうも~秋原楓だよ~」


【常影君お疲れ】

【最近のスケジュール?】

【友人とのカラオケ、歌ってみたの収録、新曲の作曲そしてこのコラボかな】

【えぐいなw】

【MV担当してるナサさんも仕事多過ぎって悲鳴上げてた】


「そうそう!何か歌ってみた収録した後にあの地獄のカラオケだからな!休みをくれ」


「まぁなんだかんだ全てをこなしてるところは結構すごいのですよ~」


「あれでしょ!響雷さんとコラボCD出すんでしょ!すごいよね!」


あいつとコラボしなければ仕事が忙しくなる事もなかっただろうし不眠症Pだってこともバレなかったのに…


【響雷君がいってたけどもうすぐで曲出来るの?】

【これまたMV作るナサさんが大変そうだな】


「マジでナサさんには悪いと思ってるごめんな~」


ナサ【ぶっ倒れないように気をつけて頑張るから大丈夫だよ~】

【ナサさんいたの!?】

【新曲のMV楽しみにしてます!】

ナサ【ありがとね~雪掻きしながら頑張るよ~】


「ナサさんマジですいません…色々大変なのに…」


「まぁはとったー見ても楽しそうにやっていらっしゃいますし大丈夫そうなのですよ~」


「体壊さないよう気をつけてね~」


ナサ【了解しました~まぁMVは後動画にするだけで終わりますからすぐに送りますね~】

【お、新曲配信の予感】

【楽しみすぎて学校でしか寝れない…】


「学校では寝んなよ!」


「そうだよ!しっかり聞かないと気づいたら学校終ってたとかあるからね!」


「えぇ~」


「それはかえでんだけなのですよ~」


【うっ…試験気づいたら白紙のまま回収される答案用紙…】

【つんでんじゃんw】

【ふっ!甘いな!俺は考えても分からなかったぜ!】

【少しは勉強して】


「テストでは寝るな、せめて起きろ」


「回答終わってから寝たら結構快適なのですよ~」


「ごめん…私には全然理解できないよ…」


「とゆうかこんなことやってたら配信の時間なくなる!」


画面を見たらこんな雑談で十分ほど経過していた


「じゃぁ本題を始めるのですよ~」


「今回はあのスプラ○ューン2をやってくよ~」


あの有名なイカがインクを塗って陣地を取り合うゲームだ

1のときの後半はチーターがたまにいてボムがたくさん飛んできたり、いきなり竜巻が大量に飛んできたりして結構無法地帯と化してたゲームだ


「1のときのチーターとの戦いも結構面白かったけど2も結構うまい人とか沢山いて面白いんだよね~」


「私結構このゲーム苦手なのですよ~」


「まぁ今回は野良の所でやるからこの時間帯なら上手い人はそんなにいないはずだから楽しくやってこ~!」


そうして俺たち三人は共に同じバトルに入ってゲームの開始を待った


「あれ!あの人本物のショウさんじゃない?」


「いや、多分名前同じ別人だと思いますよ?」


ショウさんとは結構有名な配信者でゲーム全般が飛び抜けて上手い人だ

結構Vtuber好きでVTuber関連の仕事で働きたかったけどダメだったっていってた気がする


「二人とも~もうすぐで始まるのですよ~」


そうして三人のコラボ初の試合が始まった


「いぇ~い特効だ~」


楓先輩が使ってるのは移動速度が早く広範囲を塗れるローラーだしかも服の装備に全部メイン性能アップが付いてるので敵がどんどんkillされていく


「この調子だと勝てそうなのですよ!」


吹雪先輩がそういった瞬間前の方へと進んでいた楓先輩がやられていた


「え!?今どうしてやられたの!?」


インクの跡からして恐らくスコープだろう、チャージャーだったら線で少しはか分かるので楓先輩なら避けることが出来るはずだ


「あっ!私もやられたのですよ~」


開始から一分ほど経ってから形勢が逆転し始めた


「やっぱりショウってゆう人本物だよ!星も付いてたし!」


「マジか~この時間帯なら強い人あんまりいなさそうだし行けると思ったんだけど…」


味方がどんどんスコープで撃ち抜かれてやられている

すると俺の方にもインクが飛んでくる


「うぉ!アブねぇ!」


【嘘今の避けんの!?】

【なかなかプレイスキル高いな】

【恐らく距離からして4Kだと思う】


「4Kか~射程長いから陣地に籠られたら倒しにくいんだよなぁ」


「取り敢えず塗られたインクを塗り替えしておくからショウさんをなんとかできる?」


「あ、そういえば吹雪先輩のスペシャルって確かジェットパックでしたよね?」


「そうなのですよ~?」


「それ使って相手の陣地に乗り込んでください!」


このゲームには見方の場所にジャンプ出来るとゆうものがあるのでジェットパックで相手の陣地に攻めこんでる味方がいればそこにジャンプして侵入することが出来る


「常影君!侵入できたよ!」


「そのまま倒されないように動いてて下さい!」


そうして俺はスコープの影に隠れて吹雪先輩のところへジャンプし敵の陣地に乗り込む


予想どうりスコープを持っているプレイヤーがいたので俺が使ってる武器の一気に移動出来るモーションを使い距離を詰める


スコープの唯一の弱点は近づかれると勝ちにくい点だ


ちょっとずつ相手が攻撃してくるが連続攻撃で押し込んでなんとか倒しついでに少しインクを塗った所で試合が終了した

結果は43%対38%で勝利することができた


「やったのですよ~」


「この調子で次もやっていこ~」


「流石に次はこれぐらい強い人とは当たりたくない…」



【あの状態からの勝利は凄い】

【恐らくあれ本人だよランクがこの前とおんなじくらいだった】

【本人だったらヤバすぎだろ!俺はこの前マッチングしたとき一人で15killしてたぞ!?】

【常影君も楓ちゃんももはやプロ】


「あれ本人だったの!?スコープじゃなきゃ負けてたな」


「気にせず次の試合いってみよ~」


そうして次のマッチングへと進んでいったのだった



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