応援コメント

第6話 寿観21年春・三ツ矢焔との出会い(3)」への応援コメント


  • 編集済

    古風で独特な雰囲気はたいへん興味深かったです。
    一人称による語り部主人公の内面の掘り下げが
    とてもよくなされており
    語り部の心を読者の眼前に突きつける
    迫力があったようにおもいます。
    あくまで個人的な意見ですが、
    とても物語の停滞感を強く感じてしまいました。
    読んでも読んでも先に進んでいない様な感覚があり
    違和感が溜まっていく感じです。
    そう感じた一番の原因は
    文章によるものではないかと思いました。
    元々一人称の語り部の内面にスポットをあてる作品ですと
    物語の展開がかなり遅めに感じてしまうものですが
    その展開の中で語尾『た』『だ』の連用多用が目立つと
    より物語の速度が遅く感じます。
    断定や過去を表わす助動詞ですので、
    他の語尾にくらべて非常に文章を切る力が強い。
    文章がぶつりぶつりと切れる印象をうけました。
    箇条書きに見える箇所もあります。
    こういった古風なイメージの作品だと
    雰囲気をより深くする作用があることも認めますが、
    多すぎのように見えました。
    文章だけでも軽快さをある程度確保していないと
    こちらの作品の長所でもある
    他の要因との相乗関係で短所が際立つように思えました。
    最後に企画に参加していただき誠にありがとうございます。

    作者からの返信

    詳しい分析ありがとうございます
    次回作以降に活かせるよう頑張ります