第12話

「俺、帰るよ...。

父さんが家で待ってるんだ」


「え、ちょっと!悪い話じゃないでしょ??

こんな助けてあげるって、そんな話、なかなかないでしょ...??」


「あのな。。父さんの会社のデータ解析技術は父さんや従業員の血が滲むような苦労の末に産まれたものなんだ。

そう簡単に渡せるものじゃない...!!」


俺はそれだけ言うと。


ドタドタと赤い絨毯が敷き詰められた廊下を走り、豪邸の出口に向ったんだ。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る