第7話

「シンジくん。まずは一緒に帰らない?

それで、我が家で大事な話をしましょうよ...」


「あ、うん...」


幼馴染に振られて寂しかった俺は

そんな誘いにまんまと乗った。


放課後になって、彼女の専属運転手が運転するランボルギーニに乗り込み、高級車に揺られること30分あまり。

座り心地のいい後部座席と、

学園のマドンナがなぜか俺のとなりに

いる現実をなかなか受け入れることができなくて、夢見心地で

ぼんやりするまま大豪邸へと足を踏み入れる

こととなった。

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