第5話

「気休めか...」


それもありか。


「そう。その代わり、色々と私のお願い聞いてもらうわよ?」


「まぁ、今、俺の心はささくれだってる。

幼馴染に振られて、でも、その、、


外見は多分。マドンナの方が魅力的だ。


中身も...、多分。


俺は今のいままで!

幼馴染のマヒロほど性格可愛い女はいないと

思っていたが、それは錯覚だった。

俺が窮地に立たされて初めて。幼馴染、マヒロの本性が見えた。


あいつは。


俺と付き合っていたんじゃない。

お金だ。

父親の莫大な遺産が、、、!今ではもう破産管財人の手に渡って処分される方向だけど。

将来的に手に入るであろう、その、今はもうない遺産が目当てだったんだと。

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