第6話 えちえち脳の先生が、弱い立場の児童生徒たちを、傷付けていく。学校は、ストーカーの家。学校の先生って…。

 学校も、ストーカーの家。

 えちえち脳の先生が、弱い立場の児童生徒たちを、傷付けていくんだ。だから、ストーカーの家みたいなものじゃないか。

 「正しい人に、なりましょう」

 学校の先生が、言うな。

 元カレに付きまとわれていた女性の話に、戻ろう。

 元カレは、捕まった。

 SNSで、彼女を何度も傷付け、脅迫や傷害の容疑がかけられていたから。

 でも…。

 このときは、不起訴。

 「どうして?」

 どうして、訴えられなかったの?

 それはね…?

 本当に、その男が書き込んだものだったのかどうか、わからないよねって、思われちゃったから。

 こういうことが、あるんだよ…。

 そしてその男は、暴走。もう、おとなしくしていれば、良いのに!

 頭にきたのか、いつも持ち歩いているものとは違うスマホに保存しておいた彼女の画像データを、ネットに投稿。

 「リベンジポルノ」

 こういう男を交際相手に選んだほうが、悪いのかなあ?

 恋は、難しいよ。

 ストーカーの怖いところは、逮捕が難しいので、被害者が、さらに傷付けられそうになるところ。

 「まさか…。私の、あんな写真とか、残していただなんて…。信じられない。私が、バカだったんだろうか…」

 真面目な人なら、ものすごく落ち込んで、泣いちゃうばかり。

 元カレは、再逮捕された。

 この場合は、完全な、ストーカーだから。

 でも、刑は、軽かった。

 なぜ?

 なぜって、こう、思われちゃったから。

 「リベンジで利用された物が、本人にとって、どんなに恥ずかしい写真であっても、危機感なく、誰かに保存させられてしまったのだから…。彼女にも、責任がある」

 女性は、つらいよ。

 もっと、泣いちゃう。

 やがて、男性は、刑務所を出た。

 出所を知った女性は、できる限りの策を練った。

 「…お願いします!」

 警察に、涙ながらに訴えた。









  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る