ヤングケアラーの子が、ストーカーに守られるっていうことがあっても、良いんじゃない?あなたは、知っていましたか?恋愛感情がなければ、ストーカーにはならないんだよ?意外な愛。不思議な、ほっこり物語。
第4話 ヤングケアラーと、ストーカー。「ストーカーで、現行犯逮捕します!」 ガチャ! …ってそういうの、TVドラマだけの話なのかあ。
第4話 ヤングケアラーと、ストーカー。「ストーカーで、現行犯逮捕します!」 ガチャ! …ってそういうの、TVドラマだけの話なのかあ。
そもそも、ストーカーの行為に恋愛感情がどうしたこうしたっていう決まりは、20 00年に、そのストーカー規制法の初号幾(?)が誕生したときから、入れられたらしい。
「法律的には、恋愛感情がなければ、ストーカーにはならない」
ずいぶん前から、そうだったなんて。TV番組のドラマとか、昔から怪しかったんだね。
「あ、あの人!私を、付けています!つかまえて、ください!」
警察官が、女性をニヤニヤ付けていた男性に、手錠。
「ストーカーで、現行犯逮捕します!」
ガチャ!
…ってそういうの、TVドラマだけの話なのかあ。
現実は、厳しいよ。いやな思いをさせられる前に、知っておきたい…。
「助けて、ください!」
「ええ?」
「警察の方、ですか?どうか、助けてください!」
「どうしましたか?」
「変な人に、付けられているんです!」
「ちなみに、その人って、どんな感じでした?」
「はい?」
「知っている人?」
「…うーん」
「見たこと、ある人?」
「…うーん」
「わかりませんか?」
「そんなこと急に言われても、わかりませんよ」
「…あのですね?」
「はい」
「あなたは、その人に、好きだと思われていたんですか?」
「そんなの、わかるわけないじゃ、ないですか!」
「そうですか…」
「私に付きまとう人が、私のことをどう思っているのかなんて、知るわけ、ないじゃないですか!」
「…なるほど」
「助けてください!」
「その、見知らぬ人に、恋愛感情を持たれていたわけではないんですね?」
「だから…!そんなの、わかりません!」
「…」
「ストーカーですよ!」
「…いえ。違うんですよ」
「違う?」
「こういうのは、ストーカーって、いわないんですよ」
「え…?」
「法律的に、ストーカーって、言わないんですよ」
「はい?」
何度も何度も、考えさせられて、大混乱。頭が、ピヨッちゃう。
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