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彼は私のことを求めていない。






求めているいのは私だけ。






本当に私は彼とここにいることが正解なんだろうか。




あれ、何で付き合っているんだろう?




私は、本当にこの人のことが好きなのか。




何もかもが分からなくなってしまった。




あれ、おかしいな彼のことが数分前まで確かに好きなはずだったのに






今は、そうでもない。






でも、私には彼を振り回した責任がある。




その責任からは逃れられないけど、その責任を薄くすることはできる。




彼とは、もう別れよう、そして私もこんな性格じゃなかったら、彼を巻き込まずに済んだのだろうか。








きっとそうだ、私がこうじゃなかったら……………




そこから私は、あまり話さないようなになった。




話さないキャラになれば、前みたいな突発的な行動はできないだろうと。




そこから私は、今の私を貫いてきた。


でも、高校に入って一つ誤算があった。




それは、音海凪もこの学校に入学していたことだ。




原因は単純で私が勉強するようになっていたからだ。




元々彼の方が頭がよかった。




でも、夏休み明けから友達が減り、暇な時間を勉強に充ててしまった。




その結果、こうなってしまったのである。




一年生では、別クラスだったので話す機会もなかったし、奏多が私を尊重してくれたので比較的、楽に終わらせることができた。




今思えば、奏多はやたら私を見てくるし、話しかけてくるそんなに私の生活が不安なんだろうか。


でも、彼のおかげで、楽に生活できたので感謝している。




しかし、凪が二年生で同じクラスになってしまったのだ。


正直この可能性はあったが、ないと信じていた。


ここで、彼に昔の事を話されれば、いじりやいじめの対象になるだろう。


今のキャラを卒業まで貫きたいと思っている。


面倒ごとは先に処理すると先に決め。


あとで、凪を呼び出すと決めた。


幸いにも彼のLINEは持っているし、お互いにブロックなどはしていない。


海沈められたような気分で私は教室に向かうのだった。



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