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≪音海凪さん私は、あなたのことが好きです。付き合ってください≫








バカなことをしている自覚はあった。


クラス全体が静まり返っているのが分かる




私の席に来ようとしていた、女友達の目が丸くなっていることが分かる。


それもそうだ、今まで目立ったことも特になかった、友達がクラスで告白したのだ。








彼の顔がずっとこっちを見ていた。


時間が止まっているようだった


返事を待っているこの時間が永遠みたいだった。




「……………今日からよろしくお願いします。」




こうして半強制的ではあったが、私に彼氏が出来たのだった。






そくからというもの、私はぐいぐい距離を近づけようとした。


名夏休みに数回デートもしたし、彼の家に行くこともあった。






しかし、彼は全く距離感を変えようとしなかった。


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