第33話幸せ

幸せだ、目が覚めると彼女が横にいる

ひとみ。

平凡な暮らしの中で見つけた、真珠の様だった。


ひとみを始めて見た時、可愛らしい子だなと

思った。

全く拒否反応を、俺はしなかった。

仲良くなるのはあっという間で、

お互いがお互いを好きな事は言わなくても分かった。

初めて俺は、恋を知った気がした。

瞳は25歳で、俺は32

俺は梨花の全てを片付けた。


正直、泣いた、かなり泣いた。梨花は永遠に俺の物にはならない、

知っていたけど。10数年分の妄想と、数年のリアル。


梨花が使っていた、マグカップだけ、

箱に入れてそっとしまった。


クローゼットにひとみの物を揃えて

結婚を前提に付き合って下さいと

言った。

ひとみは。もちろん!!と飛び跳ねた。

一瞬クビを傾けて、ありがとうと、言う


梨花の姿が浮かんだ。


たまに喧嘩をしたけど、それも可愛いく

思っていた。

料理は俺の方が上手い。

掃除はひとみの方が上手い

ちょうどいい。

平凡ないや。

特別な幸せを手に入れた。

過去などどうでもいい!!

すべて闇は闇の中からださない。


このアパートに入れ色々思い出がありすぎる

俺は結婚や子供の事も考えて

家を建てようと思っていた。

まず、この部屋からは引っ越そう


ひとみの好きな所を選んでもらおう。

そして。来月にはいよいよ引っ越しをする。

あまりに色んな事が詰まった部屋

新しくやり直すんだ。

ひとみと一から思い出をつくり新しい部屋にしよう。

順風満帆だった。

申し訳無いほどに、

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