第10話子猫

あれから数日が経ち

会社のトイレでなんてLINEしようか悩んでいた。


ライトの事が気になって


先輩が、女の子連れてトリプル行ってみるか?

ホスト行ってみたいしライトがどんなヤツかしりたいだろ?

面白そうだし行こう


そして

ついにトリプルに来てしまった

梨花に会ったらどうしよう

ライトが来た。

連れの女の子達の雰囲気が変わったのが、わかった。ポート、見惚れてる

近くで見ても綺麗な顔だ、さっきまで俺にしつこいくらいべったりだった子がさりげなく離れた。

お陰で俺とその子の間にライトが座った


梨花と雰囲気が似てる

ゆっくり笑う

連れの女の子が、ライトに

ライトくんて子猫みたい。

なんか拾って帰りたくなっちゃうような

瞳してるよね?と


ライトは、

じゃあ、拾ってくれますか?と

女の子を見つめた


通うなこの子


完全にノックダウンだ。

子猫か、ほっとけない、梨花に似てる

2人が並んだら綺麗だろうな?

お似合いだな

それにしても、ライトも細いな

この細さでお酒ばかりじゃ身体壊すよな。


先輩が

やっぱり違うな。ホストNo.1は!秒で、女達を落としたよな。本当捨て猫みたいな目だったなライトって


刺さる言葉が刺さりすぎる


今日の会社のトイレでLINEを見つめる、

ライトが浮かんで文字が打てない


帰りの電車もライトで頭が一杯だ

早く寝よう。

俺はロックでウィスキーを一気飲みして寝た。


夜中に何か違和感をかんじた

布団をめくると乾かしきれていない

濡れた髪で、俺が揃えたピケの白いパジャマを着て丸くなって居る梨花がいた。

まるで仔猫だった。

覗き込むとやっぱり泣いてた

薬を飲んで寝たのかな?

なにがかなしいんだろ?

俺はそっと包みこんだ。


ライト、、とつぶやいた、

俺の胸にチクッと針が刺さった。

だけど俺の腕の中に梨花はいる。

寝よう。


朝起きたら梨花はいなかった?

夢??

洗濯機の中で梨花の着ていたパジャマが回ってた。

居たんだ。。


本当に捨て猫みたいだったな。

俺は現実なのかわからなかった。





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