第11話ライト
俺はライトがどんな奴なのか、気になって仕方なかった。
やっぱり俺はモンスターだなと思った
だけど、気になり出した物は止まらない。
トリプルの店に通う子なら、ライトの事を知ってるはず
仮にも俺は見た目はいい。
トリプルから出てくる女の子をナンパして話しを聞こうと思った。
ナンパなんてした事ないし、女の子を誘いたくもない
だけど、梨花の事となると何でも平気だった。
俺はトリプルから出てくる1人の女の子をナンパした。
あっさり捕まえられた。
褒めて、連絡先を交換して、そのまま飲みに
誘った
トリプルよく行くの?
たまにだよ。知り合いがいるからなだけ
ホストにハマってませんよ!と
遠回しに伝えてくる。
トリプルの看板のライトってカッコいいの?
んー、有名だよね。
ずっとNo.1だから
だけど、なんか、30後半の実業家のペットみたいらしいよ。
知り合いから聞いた話しだけど
かなり、ライトに貢ぎ混んでて
店にも、お金かなり落としてるからね。
あの女のおかげでNo.1維持してるんじゃないかな?
だけどウケるの、ライトの取り合いで
店で他の客と喧嘩になって
どっちがライトに貢献してるか、争いみたいになって、お互いライトに高いお酒入れまくり、
結局、実業家女の勝ち
同伴、アフターもライトに貢ぎまくり
さすがに、ライトもその女の言いなりみたい
知り合いが、
実業家女から、ライトとあんな事した
こんな事したってエロい話し散々聞かされたらしい。
だけど、
fenixのリカってキャバ嬢がいて
ライトにハマってるみたいでよく
店に来てるけど、全然お金使わないの
店の外で、ライトを待ち伏せしてたらしいの
ライトはプロのホストだから、お金使わない
リカにも優しくしてるけど、
ライトは正直、迷惑なんじゃない?
ちょっと、名前が売れてるキャバ嬢だから
調子に乗ってるんだよ。
へー。そうなんだ。
梨花は周りに敵だらけだな、と思った
ライトは実業家女と付き合ってるの?
んー、まあ、実業家女はそう思ってるだろうけど、ライトは仕事じゃない?
SEXも仕事?
まあ、ホストならあるあるじゃん。
ところで佑月くんはなにしてる人?
私は、キャバだけど。
アルバイトだから本業じゃないし
就職きまるまで、、
その子が、自分の話しをし出したけど
適当に返事をしていた。
頭の中はライトの事でいっぱいだった。
あのマンションは自分のお金なのかな?
実業家女の物?
でも、実業家女のものなら梨花は入れられないよな?
佑月くん?聞いてる?
あ、うん、聞いてる。
この後どうする?
あ、俺明日早いから、
またゆっくり会えるかな?
うん、いいよ!
俺、上手い事言えるじゃん。
俺、すごい、童貞なのに。
ライト、本名かな?
梨花、高校から仲良い言ってたし
寝言も、ライトってよんだもんな、
金の為に寝るのか、、
童貞の俺には分からない感覚だ
好きじゃ無いのに、気持ち悪くないのかな?
普通の男なら平気か?
ライト、梨花の事どう思ってるんだろ?
ライトに、梨花は昨日俺の腕の中でしたよって言ったらどんな反応するのかな?
ライトは梨花から俺の話しきいてるのかな?
俺かなり珍しい男だもんな。話すか?
ライトと話しして見たいな。
帰ろ
俺はライトと話す機会があったら何を聞くか考えてた、
ん?アパートの電気がついてる。
まさか
俺はドアを開けた、鍵開いてる。梨花?
俺は玄関で焦ってつまづきながら靴を脱いだ、
おかえり、遅いね?
梨花がパジャマを着てソファーで丸くなってた
相変わらず、スッピンの梨花はあの頃のようだ
どうしたの?俺は聞いた
ん?合鍵くれたじゃん。
いやそうなんだけど、
帰って、部屋に梨花がいる妄想を何度もしたから、現実になると、頭の中に花が咲く
飲み会?
あ、うん。
佑月の部屋、居心地よくて。
そりゃそうです。梨花の為の部屋ですから
俺は頭で思った。
ねえ、佑月?私の為に貯めててくれてた
プレゼント、一個あけてもいい?
え?
いいけど、
10年前のとかあるよ?
梨花は、笑って、
タイムカプセルだね?といった。
梨花は
どれにしようかな、神様の言うとおり、と
指差ししてえらんだ。
妄想と違う、無邪気で子供みたいな梨花
これ
あけていい?
まるでサンタからのプレゼントを開ける子供みたいだ。
嘘?高かったでしょ。
PRADAの財布だった。
PRADAか、
私人生で初めてのブランドの財布
PRADAだったんだ!
だから、好きなのPRADAの財布
大事にしてたんだあ、
誰かからプレゼント?
俺はライトかな?と思い聞いてみた
うん、オーナーから、
私が高一の時に、
え?オーナー、しかも高一の時?
良かったらもらってくれる?
俺は聞いた
いいの?ありがとう。
梨花はその場で
サイフを入れ替えた、
CHANELの財布から
PRADAの財布に、
コーヒー飲む?と聞くと
うんと言って、薬をのんだ。
さりげなく、薬のゴミを拾い
薬の名前を検索した。
やっぱり睡眠薬だった。
梨花は珍しく、お店の愚痴を話しだして
うとうとすると、寝てしまった。
俺はまた抱えてベッドに運んだ。
しばらく梨花を見ていた、
やっぱり涙を流した。
寝ながらないている。
さっきまで笑顔だったのに。
きゃー、と大きな声を出し、手を何度も大きく振ったので、
手を握った
目を覚ました。
まだ泣いている。
梨花は目を覚ましてベッドから立ち上がると
ソファーに座って泣き出した。
俺はまたコーヒーを入れた
ありがとうと梨花は言うと
また薬を口に入れようとした。
俺は思わず、その手を握りしめて止めた。
梨花は俺の顔をじっと見ると
ゆっくり微笑んで、薬を飲むのをやめた
俺はホットミルクに蜂蜜を入れて
梨花に渡して
きっと、眠れるよ。と言った
梨花は、
うん。とだけ言った、
力無く項垂れる梨花をベッドに運び
アロマを焚いて、安眠のヒーリングミュージックをかけた、
梨花は療養所みたいね。とつぶやいた。
俺はシャワーを浴びに行った
戻ると梨花は寝ていた
きっと大丈夫。
梨花の事守るからね。と
寝ている梨花に言った。
俺は梨花を抱えて寝た
梨花は子供みたいに俺の腕を抱えた。
ライトにリカは俺が見てるからと
言いたかった
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます