映画の君に憧れて

映画の君に憧れて

幼いころ見ていた映画

最初は意味も分からずに

ただそれでもなんか面白くて

すっと心に残っていて

何度も見返した

ほんと何度も

大人になればれるほど

意味が分かって

大人になればなるほど

君に憧れて

大人になればなるほど

それは遠くて

まっすぐに生きている君は

たくさんの経験をしているのに

たった一人を愛して

波瀾万丈な人生でも君は輝いて

そんなの作り物

ただのサクセスストーリーって言えばそれで終わり

だけど僕はそんな君に憧れたんだ

不器用でもただまっすぐ生きる君を

不器用にたった一人を愛する君を

人生は何があるかわからない

そんなチョコレートボックス？

それともさだめられた運命を

漂う木の葉のようなもの？

君は言う

「きっと両方だ」って

まっすぐに生きれなかった僕は

たくさんの経験をしているのに

たった一人も幸せにできずに

波瀾万丈な人生の中で僕は埋もれて

これが現実だ

うまくいかないことばかりのストーリーだったけども

だけど僕は映画の君に憧れたんだ

不器用でもまっすぐに生きたいって僕は

不器用でもたった一人を愛したいって僕は

幼いころ見ていた映画

最初は意味も分からずに

でも今ならすこし意味が分かるんだ

ずっと心に残っていたから

今夜も見返した

映画の君にあこがれて・・・